月刊グラン 2025年12月号(11月12日発売)
価格700円
■Man of the Month :藤井陽也「Come back to NAGOYA」
■国生千代のWE ARE FAMILY!: 佐藤瑶大
■THE DAYS 浅野雄也編 Chapter3
◆THE MATCH 2025明治安田J1リーグ第32~35節
RE:PLAY 木村勇大
◆ベストショットN.G.E. ファミリーデー2025
◆潜入!バクステグランパス
◆アカデミー通信 PICK UP PLAYER:U-18 恒吉良真
◆大住良之の ボールは世界をめぐって… EURO決勝に刺激を受けたスウェーデンの町
◆マイフットボールジャーナル
◆豊スタ天国
◆チアマス日記(ダイアリー)
RE:PLAY 木村勇大
◆ベストショットN.G.E. ファミリーデー2025
◆潜入!バクステグランパス
◆アカデミー通信 PICK UP PLAYER:U-18 恒吉良真
◆大住良之の ボールは世界をめぐって… EURO決勝に刺激を受けたスウェーデンの町
◆マイフットボールジャーナル
◆豊スタ天国
◆チアマス日記(ダイアリー)
■Man of the Month :藤井陽也「Come back to NAGOYA」
今夏、約1年半の欧州挑戦に一つのピリオドを打ち、名古屋復帰を決めた藤井陽也。負傷などで試合勘を失っていたなかでも主力としてDFラインを引き締め、残留争いにあったチームの救世主となった。自らの思い通りでなくてもまだ未来のあるサッカー人生。彼にとって最適の地である名古屋からリスタートする。
欧州での経験を糧に「グランパスのために」
幼少期からグランパスのサッカースクールに通っていた藤井陽也。プロ4年目にブレイクすると昨年1月、当時ベルギー1部のKVコルトレイクに期限付き移籍。センターバックの主力として不振だったチームを残留に導くと、半年後には買取オプションを行使され完全移籍へと移行した。しかし今季は脛(すね)のけがで手術をするなど、思うようにプレー時間を伸ばせずチームも2部に降格。欧州の他チームへの移籍も検討したが、最終的には古巣の名古屋へ戻ることを決めた。
-藤井選手には生粋のグランパスOBということで、「もっと世界で活躍してほしい」という声とともに、「帰ってきてくれてうれしい」という声も届いていたと思います。改めて復帰の経緯を教えていただけますか。
そうですね。欧州で満足できるような結果を得ることができなかったですし、ケガでプレーできなかった時間も多かったので、まだまだ向こうでプレーしたいという気持ちは正直ありました。でもベルギーの2部でプレーをするということは考えていなくて、そのなかでグランパスは本当に僕が必要だとオファーをしてくれて、向こうにいた間は少し悩みましたけど、グランパスのために戦いたいという強い覚悟を持って帰ってきました。
-ベルギーとJリーグの違いはどう感じましたか。
ベルギーリーグは縦に速いサッカーで、上位のクラブはヨーロッパチャンピオンズリーグにも出ているので、本当にレベルの違いを感じました。黒人選手のアタッカーも多くて、そういう身体能力を生かした戦術に対してどうやって守るのか、ある程度マンツーマン気味にいくことが多かったですけど、そのなかで、1人で守る範囲を増やすことも求められました。試合を重ねるごとにいろんなタイプのFWと対戦して、Jリーグとはまた違ったタイプの選手が多かったので、自分の引き出しも増えましたし、そういう意味ではすごく成長できたと思います。
(詳細は2025年12月号で)
■国生千代のWE ARE FAMILY!:佐藤瑶大
ファミリーの皆さんからの質問を交えて、東海テレビアナウンサー国生千代さんがグランパス選手の素顔に迫る「WEARE FAMILY!」。今月のお相手はDF佐藤瑶大選手です。今季、出場試合数、得点数共にキャリアハイを記録し好調を維持しているエアバトラー。人見知りしない気さくな人柄で、国生さんとのお話も盛り上がりました。
父がくれた言葉が励みに
国生◉ 初めまして! 国生と申します!このコーナーはみなさんに私服でのインタビューをお願いしているのですが、今日のコーディネートのポイントはありますか。
佐藤◉ 全然何も意識してなかったです(笑)。いつも朝パッと着て練習場に来るので、今日もその感じで来ちゃいました。これも素顔ってことでいいですか?(笑)
佐藤◉ 全然何も意識してなかったです(笑)。いつも朝パッと着て練習場に来るので、今日もその感じで来ちゃいました。これも素顔ってことでいいですか?(笑)
国生◉ これもばっちり素顔です(笑)。まずはサッカーのお話からしていければと思います。取材日(10月16日)時点でリーグ戦残り5試合ですが、今のチームの現状や完成度はいかがですか。
佐藤◉ チームとしての戦い方にブレがなくなったので、そういう意味では70〜80点くらいかなと。守備の仕方はまとまってますね。開幕からずっとあいまいだった部分が、修正できていると思います。
佐藤◉ チームとしての戦い方にブレがなくなったので、そういう意味では70〜80点くらいかなと。守備の仕方はまとまってますね。開幕からずっとあいまいだった部分が、修正できていると思います。
国生◉ 客観的に見ても完成度はかなり高くなってきているなと感じていました。佐藤選手個人としてはキャリアハイの記録ですが、ここまでのご自身の戦いぶりはどう自己評価されていますか。
佐藤◉ ここ最近、やっと自分のプレーが安定してきたかなという感じです。開幕からもちろん出たい思いはありましたが、そこで出れずに悔しくて…。でもそこから焦ることなくやってきて、ようやくそれが安定してきたかなって。でも全然まだ主力とも思えていないので、まだまだです。
佐藤◉ ここ最近、やっと自分のプレーが安定してきたかなという感じです。開幕からもちろん出たい思いはありましたが、そこで出れずに悔しくて…。でもそこから焦ることなくやってきて、ようやくそれが安定してきたかなって。でも全然まだ主力とも思えていないので、まだまだです。
国生◉ でも、ファミリーは佐藤選手のことを主力と感じていると思います。
佐藤◉ ゴールはしているかもしれないですけど、〝ごっつぁんゴール〞も多いですし(笑)。個人的には(第8節・横浜F)マリノス戦で決めたような、一発でドーンというゴールがまた欲しいなと思います。ああいうのがあれば、またさらに自信が付くかな。まだ試行錯誤中です。
佐藤◉ ゴールはしているかもしれないですけど、〝ごっつぁんゴール〞も多いですし(笑)。個人的には(第8節・横浜F)マリノス戦で決めたような、一発でドーンというゴールがまた欲しいなと思います。ああいうのがあれば、またさらに自信が付くかな。まだ試行錯誤中です。
国生◉ 逆に、今ご自身が感じている課題などはありますか。
佐藤◉ (前に)運びたいし、左足のフィードをもっと正確にしたいし、やってはいけないプレーをもっと減らしたいし、60〜70分以降のパフォーマンスの低下をなくしたい。いっぱいありますね(笑)
佐藤◉ (前に)運びたいし、左足のフィードをもっと正確にしたいし、やってはいけないプレーをもっと減らしたいし、60〜70分以降のパフォーマンスの低下をなくしたい。いっぱいありますね(笑)
国生◉ 出場試合数もキャリア最多ですし、リーグ戦初ゴールも名古屋で挙げてくれて、数字としては間違いなく好調だと思います。今季ここまで好調で来られている要因はどんなところだと思いますか。
佐藤◉ 焦らないことじゃないですかね。試合に出れる出れない関係なく、焦らないことだと思います。
佐藤◉ 焦らないことじゃないですかね。試合に出れる出れない関係なく、焦らないことだと思います。
国生◉ これまでのチームでは、試合に出られない状況では考えが違ったのですか。
佐藤◉ 前は焦ってましたね。「今年出なきゃ、キャリアが終わっちゃう」とか、「今後どうしたらいいかわからなくなっちゃう」みたいに考えることが多かったです。でも今年は、何も思わないです。
佐藤◉ 前は焦ってましたね。「今年出なきゃ、キャリアが終わっちゃう」とか、「今後どうしたらいいかわからなくなっちゃう」みたいに考えることが多かったです。でも今年は、何も思わないです。
国生◉ そうだったのですね。それはなぜですか。
佐藤◉ そう思ってるのが、時間の無駄かなと思って。出れないなら出れないで、やることをやるしかないなって。試合に出れている時も、終わった後に悔しがっている場合じゃないから、もっと練習しようと思えています。そういうマインドになってから、本当に楽になりました。他の人のプレーの良いところは真似しようとは思うけど、「あいつがああだから、自分はこう」とか全く思わなくなりました。
佐藤◉ そう思ってるのが、時間の無駄かなと思って。出れないなら出れないで、やることをやるしかないなって。試合に出れている時も、終わった後に悔しがっている場合じゃないから、もっと練習しようと思えています。そういうマインドになってから、本当に楽になりました。他の人のプレーの良いところは真似しようとは思うけど、「あいつがああだから、自分はこう」とか全く思わなくなりました。
(詳細は2025年12月号で)
■THE DAYS 浅野雄也編Chapter3
ごく平凡な中学生時代を過ごした浅野雄也(ユウヤ)は兄、拓磨(タクマ)が通う強豪校、四日市中央工業高(四中工)への進学を望むが、経済的な事情で第3志望の無名校に進むことになった。しかし、そこには人生を変える指導者との出会いが待っていた。
流れを変える切り札として
クリアなし、ヘディングなし。ドリブルで敵を抜くことにこだわる異色のチーム、ペルナSCで全国大会を経験した浅野雄也は小学校を卒業すると地元、菰野(こもの)町の八風中に進学。2歳上の兄であり、ライバルでもある拓磨のチームメートとして、1年生のころからラインナップに名を連ねるようになった。
八風中に9年間つとめ、ユウヤを2年間指導した内田洋一さんが振り返る。
「入学したころのユウヤは、点取り屋として活躍する最上級生のタクマと比較されることが多かったかな。裏に飛び出すスピードではタクマが上ですが、ユウヤは小柄だけど俊敏性とテクニックがあり、なによりも左利きという特徴がある。ですからスタメンに入れてもよかったんですが、流れを変えるジョーカーとして起用することが多かったですね」
中学校の部活サッカーは、スタメンの力量で明暗が分かれることが多い。だがユウヤの加入によって、八風中はベンチワークによって流れを変えられる、したたかなチームとなった。
ユウヤが1年生のとき、チームはストライカーである兄タクマの活躍によって三重県大会を制し、東海大会に進出する。この躍進には、ユウヤもジョーカーとして貢献した。
内田さんが県大会決勝について語る。
「決勝は先に点を取られるものすごく苦しい戦いだったんですが、ユウヤを投入したことでチームが活気づいたんです。ユウヤのパスから兄タクマの同点ゴールが生まれ、そこから波に乗って勝ち越しました。ですから三重県大会の優勝はタクマだけではなく、ユウヤの力も大きいんです」
やがてタクマたち3年生が引退すると、ユウヤは当然のようにスタメンとして試合に出場するようになった。
八風中に9年間つとめ、ユウヤを2年間指導した内田洋一さんが振り返る。
「入学したころのユウヤは、点取り屋として活躍する最上級生のタクマと比較されることが多かったかな。裏に飛び出すスピードではタクマが上ですが、ユウヤは小柄だけど俊敏性とテクニックがあり、なによりも左利きという特徴がある。ですからスタメンに入れてもよかったんですが、流れを変えるジョーカーとして起用することが多かったですね」
中学校の部活サッカーは、スタメンの力量で明暗が分かれることが多い。だがユウヤの加入によって、八風中はベンチワークによって流れを変えられる、したたかなチームとなった。
ユウヤが1年生のとき、チームはストライカーである兄タクマの活躍によって三重県大会を制し、東海大会に進出する。この躍進には、ユウヤもジョーカーとして貢献した。
内田さんが県大会決勝について語る。
「決勝は先に点を取られるものすごく苦しい戦いだったんですが、ユウヤを投入したことでチームが活気づいたんです。ユウヤのパスから兄タクマの同点ゴールが生まれ、そこから波に乗って勝ち越しました。ですから三重県大会の優勝はタクマだけではなく、ユウヤの力も大きいんです」
やがてタクマたち3年生が引退すると、ユウヤは当然のようにスタメンとして試合に出場するようになった。
(詳細は2025年12月号で)
■RE:PLAY 佐藤瑶大
まさに“待望”だったセレッソ大阪戦での背番号22のゴールは、実に濃密なインサイドワークが下敷きになった理知的な得点だった。「常に駆け引きをしているんで」と語るストライカーは周囲の状況を把握し、次の判断につなげ、得点という一つの結果を導き出していたのだ。パワフルで野性味あふれるスタイルとは裏腹な、冷静沈着な得点を振り返る。
失敗をすぐに生かした
―移籍後初、そして練習していた頭での得点でした。待望の1点を生み出した流れは。
チームとしてのクロスの入り方をすごく言われていたなかで、あのシーンの前に1回、合わせられなかった場面があって。ゴロのクロスが自分のところで抜けていった時に「相手は意外とゾーンで守っている」という感覚を持ちました。だから自分のところが浮く感じもあり、DFの前でボールを受けられるなと。あのシーンは祥君が深いところを取ったことでも相手のDFはボールに釣られる視線になっていました。チームの原則としてニアとファーに人が入っていくところがあるなかで、自分はどこに入ろうかなと考えた時にマイナス気味のスペースが空いていると思った。直接マンツーでマークにつかれている感じでもなかったので、あとはボールが来るかなというところでスペースに入ったらいいボールも来た。思ったよりきれいにヘディングシュートは入ったっすね(笑)。狙ったところにボールが行ったのでよかったです。
(詳細は2025年12月号で)
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