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いよいよ最終回!アマチュアにもこの快感味わってほしい ドライバー飛ばしのコツ 枝切りバサミ

2018年9月27日 02時00分

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 高山忠洋プロによるレッスンも、今週が最後です。最後は、ゴルフの醍醐味(だいごみ)と高山プロが言い切る、ドライバーの飛ばしを、レッスンします。正確性、堅実性、寄せ、パット、戦略など、ゴルフは知力が試されるスポーツです。一方で、ゴルフが持っている本質的な楽しさの1つが、ドライバーによる飛ばしです。自己最高の飛ばしを手に入れて、ワクワクを味わいましょう。 (取材・構成 青山卓司)

丹田に力を入れる

 ドライバーショットで、ボールを遠くに飛ばす。このゴルフが持つ醍醐味は、ほかのスポーツにはありません。飛ばすプロなら300ヤード以上の飛距離を出します。ボールをこんなに飛ばせるスポーツは、ゴルフだけです。
 確かに、ショートゲームや、パット、ショットの正確性など、スコアをよくするためには、もっと大切なものはいっぱいあります。優先順位で言えば、「飛ばし」はもっとも低い要素の1つでしょう。でも、ゴルフボールが遠くに飛んでいくシーンを見るのは、純粋に楽しいじゃないですか。芯を食った時のあの感触、空気を切り裂いて飛んでいく音。アマチュアゴルファーのみなさんには、もっと飛ばしを、楽しんでほしいのです。この快感を味わってほしいのです。
 いつもより飛ばしたい時は、そのための「準備」をします。まず「力を入れる」です。「よし、このホールは飛ばすぞ」と思った時、人は体に力が入ります。当然です。アドレナリンがドバドバ脳から出ているわけですから。この自然の摂理を否定しないでください。力は入って当然です。体にぐっと力を入れないと、やっぱりボールは飛んでくれません。大切なのは飛ばしにとって必要のない「力み」を取ってあげればいいのです。

ドライバーショットのイメージは大きな枝切りばさみを持って

 私の場合、肩に余分な力が入る傾向があります。肩や指先に余分な力が入ると、スイングにブレーキがかかって、ヘッドは走りません。これは飛ばしにとって邪魔なだけです。これを取るためには、私は逆に思いきり力を入れます。肩にも、指にもぎゅっと、できる限りの力を込めます。そして体に力を入れたまま、肩や指先の力を一気に抜きます。腹圧はできる限り、意識して力を込めます。いわゆるへその下(丹田)に力を入れたほうが、飛距離は伸びるからです。

打ちにはいかない

 次に構えです。普段より少しボール位置を左に置いて、ティーを高めにします。左へはボール1個分、高さはボール半個分くらいが目安です。よりアッパーブローに、高い弾道で、ドローボールを打てば、距離もキャリーも稼げるというわけです。気を付けたいのは、ボール位置が左にある分、打ちにいきやすくなることです。打ちにいくとは、上半身(特に肩)がボールに寄っていく状態のことです。これを絶対に避けてください。ボールを常に後ろから見て、左肩を少し上げた構えを維持する。右肩は絶対に出さない。そして左肩も絶対に開かない。肩が前後に動いたら、その分、力が逃げていってしまいます。スイング軌道がゆがんで、ボールが曲がります。

体の目の前にある枝を思い切りよく切るイメージ。これなら、肩は開かない

飛べば楽しくなる

 あくまでイメージですが、私は左右の手で大きな枝切りばさみを持って、体の正面で枝を切るつもりで振っています。トップで上半身を捻ったら、右から左に流れるように回転するのではなく、トップで捻った上半身をそのままにして、振っていくような感じです。それほどトップで捻った左肩を動かさないように気を付けて振っています。これがいわゆる左の壁をつくるということです。これができたら驚くほどヘッドが走って、スイングスピードは増します。
 スコアアップのための練習も大切ですが、たまには強く振って、ビッグドライブを打つ練習もしてください。ドライバーが今より飛ぶようになると、今よりもっとゴルフが楽しくなります。「私は飛ばないから」なんて固定観念は捨ててください。もっと自由に、もっとゴルフを楽しんでください。6カ月間、ありがとうございました。
 ▼高山忠洋(たかやま・ただひろ) 1978(昭和53)年2月12日生まれ、和歌山市出身の40歳。176センチ、75キロ。和歌山・星林高までは野球に打ち込む。3年で引退後にゴルファーになる決意をし、卒業後に岐阜県美濃加茂市の法仙坊ゴルフ倶楽部の研修生に。3年後の1999年にプロテスト合格。ツアー通算5勝。
 取材協力 涼仙ゴルフ倶楽部(三重県いなべ市員弁町東一色2796)(電)0594(74)5110

来週10月4日から佐藤信人プロのレッスンが始まります

プロ9勝豊富なレッスン経験

 10月からのレッスンは佐藤信人プロ(48)=ミズノ=が担当します。佐藤さんは、米国の大学にゴルフ留学をして腕を磨き、プロに転向。1997年にプロツアー初優勝を飾って以来、国内メジャー3勝を含むツアー9勝の実績を残しています。
 一線を退いてからは国内だけでなく、米国ツアーの解説を精力的にこなす一方、国内男子ツアーのコースセッティングを担当。アマチュアを対象としたゴルフレッスンも行っています。
 次週から来年3月までの半年間、豊富なレッスン経験を通じて気づいたことを基に、「もう少し上達したい」と望むアマチュアのスイング改善に役立つ「処方箋」を紹介します。
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