「精力善用 自他共栄」出口クリスタ選手を育てた長野・塩尻の道場の教えとは
2024年7月30日 20時14分 (7月30日 23時49分更新)
出口選手は塩尻市の誠心館道場で柔道の基礎を学び、世界へ羽ばたいた。「わが道場から五輪金メダリストが誕生した」と道場関係者は歓喜に沸き、後輩たちは「自分たちも五輪を目指したい」と夢を膨らませた。
道場は、村山良治師範(73)が29歳の時に開設。現在は塩尻、松本市などの園児~中学3年生の50人ほどが通う。当時は五輪金メダリストを出そうなどという気持ちは毛頭なく、「柔道をする子どもを増やしたかったから」と振り返る。
長男の洸介館長(42)は「うちの道場で重視しているのは、打ち込みや投げ込みなどの基本の反復稽古。あとは柔道をしっかりと理解してもらうこと。道場を出て高校や大学、それ以上の場所でトップになりたいと思った時の礎になる指導をしている」と話す。柔道の稽古を通じて人と人とが絆を育み、互いにたくましくなる精神「精力善用 自他共栄」を基本に据えているという。
出口選手は3歳から中学3年まで道場に通い、良治師範や洸介館長、道場指導員の手塚明日香さん(39)らから...
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