今秋ドラフト候補の日体大・馬場拓海投手(4年・福岡大大濠)はトルネード気味のスリークオーター右腕だ。今秋リーグ戦の球速表示では自己最速155キロを計測。独特なフォームから繰り出す威力十分の直球で打者を圧倒している。現在のフォームに至った経緯とは。また、変則投手が減少傾向にある球界の中、スカウトの評価とは。取材からひもといていく。

トルネード気味にスリークオーターから投げる日体大・馬場
トルネード気味にスリークオーターから投げる日体大・馬場

NPB熱視線

 打者に背中を見せるほど体を大きくひねり、腕の角度を少し下げて球を投じる。球速表示で最速155キロをたたき出した10日の武蔵大戦では、12安打を打たれながら、3失点7奪三振で、大学初完投勝利。NPB3球団から熱視線を送られた。

 先発と中継ぎをこなす馬場がトルネード投法と出合ったのは、中学時代だった。当時はオーソドックスなオーバースローで最速は120キロ後半。指導者の「トルネードにしてみたら」の一言を機に、フォームを変えた。「それまでめちゃくちゃ打たれていたけど、トルネードをするようになってから結構抑えられるようになった」と馬場。球の出どころが見づらい投球動作になったことで打者の反応が変わり、結果にも表れるようになった。