プロボクシング元世界2階級制覇王者の畑山隆則氏(51)が16日、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(71)のユーチューブチャンネル「ネクストチャレンジ」に出演。2000年10月に横浜アリーナで行われたWBA世界ライト級タイトルマッチで、挑戦者の坂本博之を壮絶な打ち合いの末、10回TKOで下し、初防衛に成功した一戦について語った。
坂本は幼少時に養護施設に預けられるなど、恵まれない生活を乗り越えてきた。不遇の中で備わった忍耐心と反骨心を胸に熱き戦いを演じ大きな声援を受けた。「畑山はスピードがあってパンチのキレもよかった。こちらの力を出させないようにしたのも彼の技術」。4度目の世界挑戦も実らなかったが、素直にチャンピオンをたたえた。
元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏(66)が「畑以外とだったらチャンピオンになれたかもしれない」と指摘すると、畑山氏は「あの人ほど世界戦やった人いないんじゃないですか。一番弱いチャンピオンが僕だったから勝てるはずだったんですけど駄目でしたね。強いのとばっかやってるんですよ」と謙遜していた。
■畑山 隆則(はたけやま・たかのり) 1975(昭和50)年7月28日生まれ。青森県出身。小学校から野球に打ち込み、投手として青森山田高に推薦入学するが1カ月で退部。その後、高校を中退し、プロボクサーを目指して上京。93年6月プロデビュー。97年10月にWBA世界スーパーフェザー級王者・崔竜洙(韓国)に挑戦するも引き分け。98年9月の再戦で判定勝ちし、王座を獲得。2度目の防衛戦で王座陥落も、2000年6月にライト級王座を獲得し、2階級制覇に成功。プロ戦績24勝(19KO)2敗3分。