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ランナー虜にする「おもてなしの心」 高リピート率誇る大正村クロカン、16日号砲

2025年3月13日 05時10分 (3月13日 10時50分更新)
 大正ロマン街や里山林間コースを走る「第39回日本大正村クロスカントリー」(実行委主催、中日新聞社共催)は16日、恵那市明智町で開かれる。出場ランナーのリピート率約50%という高水準の背景には、運営を支えるボランティアの存在があり、準備作業は大詰めを迎えている。

日本大正村クロスカントリーを支えるボランティアら=恵那市明智町で

 大正村クロカンは男女や年齢別に24部門。最長の10マイル(16キロ)は山間部の起伏に富む過酷なコースで知られる。マラソン大会のリピート率は一般的に30%台とされ、50%超は全国でも珍しい。大正村クロカンは40%を切らず推移しており、ランナーに愛されている大会といえる。
 マラソン大会はコロナ禍を機に人気が低迷。大正村クロカンも苦心するが、今年の申し込みは1518人で、昨年に続き前年を上回った。リピート率が高い要因について、事務局担当者は「ボランティアのおもてなしの心」を挙げる。

「折れない心を忘れずに」とPRされている起伏に富んだコース=恵那市明智町で

 ボランティアは町民ら約300人が36の係に分かれ、コースの交通整理や給水などで選手の力走を後押しする。日付などを上書きして毎年使っている広報看板や、紙花などで飾り付けたゴール地点のフォトスポット用バックパネルは、手作りのぬくもりにあふれる。

数字を上書き修正して手作りのぬくもりがある看板=恵那市明智町で

 看板約80枚を町内に設置して回る江上栄さん(77)は「こんな坂ばかりのコースによく来てくれる」と感謝の気持ちが原動力という。記念グッズの販売ブースを担当する吉田あけみさん(70)は「みんなでつくりあげる達成感がいい」と話す。
 「雪でも雨でも走る姿がすばらしく、力になりたい。交流も楽しい」とは、同じく販売ブースの芝田幸代さん(67)。本部で備品を配る阿部容子さん(66)も「走る姿に感動し、元気をもらう。楽しいからできる」と同調する。
 大正村クロカンは16日午前9時半から、明智小学校で開会式があり、同10時15分の10マイルから順次、スタートする。参加募集は締め切られている。コースには交通規制があり、周辺は午前10時から午後1時まで通行できない。
 (石川才子)

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