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月刊グラン 2026年7月号(6月12日発売)


価格700円


■Man of the Month :山岸祐也「STAY HUNGRY,STAY FOOLISH.」
■国生千代のWE ARE FAMILY!: 藤井陽也
■THE DAYS 佐藤瑶大編 Chapter5

◆J1百年構想リーグWEST第13~17節 RE:PLAY 永井謙佑
◆アカデミー通信 PICK UP PLAYER:U-18 加藤直太郎
◆大住良之の ボールは世界をめぐって…
◆マイフットボールジャーナル
◆豊スタ天国
◆チアマス日記(ダイアリー)

■Man of the Month :山岸祐也「STAY HUNGRY,STAY FOOLISH.」

 度重なるけがに苦しみながらも、背番号11を背負う万能ストライカーは、常にポジティブに前を向き、決して歩みを止めなかった。指揮官の交代、結婚と、取り巻く環境が大きく変わった今季、暗雲が取り払われたかのように山岸祐也はゴールを量産。復活を印象付けるとともに、さらなる高みを目指している。(取材日5月20日)
“攻撃の型”が見えたハーフシーズン
 山岸にインタビューできたのは、J1百年構想リーグ地域リーグラウンド最終節の直前だった。本稿が読者の目に届いている時点で結果は出ているだろうが、それでも彼の持っていた熱量を伝えたい。そう思わせるほど最終戦に全てを賭けていた。
―今季、ここまでの自己評価をお願いします。
 ハーフシーズンですけど、まずはけがなくやれていることが良かったと思っています。名古屋に来てからけがが続いてしまって、ふがいないというか歯がゆくて、復帰しても思うようなパフォーマンスが出せなくて。でも今季はけがもなく、自分の持っているパフォーマンスを出せている試合が多いので、本当に充実したシーズンになっていると思います。
―昨季までの2シーズンは精神的に苦しそうでしたが。
 精神的には大丈夫。もちろん、いろんなことを言われましたけど、それはサッカー選手という仕事をしている以上、当たり前だと思っています。誰かが言っていたんですけど、「批判は酸素みたいなものだ」って。酸素がなくなったら生きていけないし、本当にその通りだなと思っていて。褒めてくれる人もいるし、一緒に喜んでくれる人もいる。逆に批判する人もいる。その全部を酸素として受け止めています。あと、ジャンプする時って膝を曲げないと高く飛べないじゃないですか。だから落ち込むこととか、苦しい時間があること自体は悪いことじゃない。でも、チームに貢献できないという悔しさはありました。1年目はルヴァンカップで優勝しましたけど、リーグ戦では思うような結果を出せなかった。それは気持ち的につらいというか厳しかったですね。
―昨季、けがから復帰した後に、長谷川健太前監督が、「シュートの感覚が以前と少しズレている」と話したことがありました。実際にそう感じる部分はありましたか。
 なくはなかったです。ストライカーって、点を取っている時は「こんなシュートまで入るの?」っていうのが決まるし、逆に入らない時は「なんでこれを外すの?」っていうこともある。自分はそれを“感覚のズレ”だけにしたくないなって思っています。試合にはいろんな要素があるし、結果として得点が取れていなかっただけ。だから、その(シュートが決まらない)理由をずっと試行錯誤していました。常に「もっと成長したい」と考えていて、そういう向上心がなくなったら引退すると決めています。今シーズンはそこがうまくかみ合っている。でも、過去2年間は理想と現実の差がうまく埋まらなかった。試行錯誤をしながら、もっと自分に期待をしながらできるだけ長くやっていきたいと思っています。
(詳細は2026年7月号で)

■国生千代のWE ARE FAMILY!:藤井陽也

 ファミリーの皆さんからの質問を交えて、東海テレビアナウンサー国生千代さんがグランパス選手の素顔に迫る「WE ARE FAMILY!」。今月のお相手はDF藤井陽也選手です。昨夏に名古屋へ復帰して以降、たくましいプレーでディフェンスリーダーとしての存在感を発揮しています。約3年ぶりの国生さんとのインタビューでも、話に花が咲きました。
攻撃的なセンターバックとして
国生◉ お久しぶりです。前回のインタビューは2023年でしたが、その頃に比べてプレーもたくましく、大人になられましたね。
藤井◉ ありがとうございます。多少は大人になりましたかね(笑)
国生◉ ただ、しゃべりやすさは当時と変わらずで、ホッとしています。
藤井◉ そこは何も変わってないです、良い意味で(笑)
国生◉ ピッチ上の存在感は日ごとに増していますね。
藤井◉ そうですかね? 自分だとわからないんですよね。
国生◉ 顔つきが全く違います。
藤井◉ 年齢も重ねてるので、当然です!(笑)
国生◉ 以前よりも余裕を持ってプレーされているんだなと、客観的に見て思います。ファミリーの皆さんからたくさんの質問をいただいているのですが、まずはサッカーの話題から。百年構想リーグも残り2節(編注:取材日5月15日)ですが、心持ちはいかがですか。
藤井◉ 優勝争いができるのは当たり前ではないし、ミシャ(ペトロヴィッチ監督)からも「首位の時間をしっかり楽しめ」とよく言われます。プレッシャーもありますが、残りの試合を楽しんでやれたらなと思っています。
国生◉ 前節(第16節・京都サンガF.C.戦)で負傷者が出てしまいましたが、チームの士気に影響はないですか。
藤井◉ ここまでチーム全員で戦ってきたし、もし出られない選手がいても、代わりに出る選手が良いモチベーションでやってくれると思います。チームの雰囲気はすごく良いです。
国生◉ ずっと共に歩んできたクラブで優勝を狙える位置にいるという点に関して、今どんな意気込みですか。
藤井◉ 僕自身リーグ戦のタイトルはまだ獲ったことがないので、この百年構想リーグという貴重な大会で本気で優勝したいなと思っています。
国生◉ 一段階ギアが上がっているという感覚ですね。必ずや優勝してくれることを期待しています。今季は攻撃的なミシャ監督の戦術の下で守備の要としてプレーされていますが、手応えはいかがですか。
藤井◉ キャンプからコツコツやってきたことが、試合を重ねてどんどん良くなっている感覚があります。初めの頃に比べたら、今の方が断然良い動きができているし、これからもっと良くなってくると思う。そこも踏まえて現状首位にいられているのはポジティブなことですね。
国生◉ これまでやられてきたことが、かみ合ってきていますよね。
藤井◉ 監督もやり方も変わって新しいことにチャレンジしていく中で、それが結果に結びついているのはうれしいですね。もちろん厳しい練習もあったし、それを乗り越えた上での今なので余計に。
国生◉ ミシャ監督に変わって、驚いたことや印象的なことはありましたか。
藤井◉ センターバックのポジションでここまで前線への意識が求められるのは、今までの監督ではあまり無かったかなと思います。仮にミスをしてもいいから、前向きなプレーをしなさいと。ミスを恐れずにやることでアシストなど得点の起点になるプレーが増えているので、そこは自分にとってもプラスだし、変わったところかなと感じています。
国生◉ 最終ラインなので、リスクと引き換えになると思います。その点はヒリヒリするのか、楽しいのか、どう感じていらっしゃいますか。
藤井◉ もちろん奪われたらピンチになるのでリスクはありますけど、試合中はそこまでネガティブな気持ちはないですね。ビビッて後ろ向きになるのがミシャは一番嫌だと思うので、チャレンジは常にしていきたいなと思います。あとは、「前向きなプレーでミスをしたら自分のせい」とミシャも言ってくれているので、じゃあいいかなと(笑)
(詳細は2026年7月号で)

■THE DAYS 佐藤瑶大編Chapter5

 中学時代のほとんどを控えとして過ごしたことで、なかなか進路が決まらなかった佐藤瑶大。だが駒澤大学高校で頭角を現わし、全国の舞台で脚光を浴びることになる。
「俺を出したほうがよくね?」
 中学生時代、FC多摩でレギュラーを獲ったのは3年生の秋になってから。そんな遅咲きの佐藤瑶大は、次々と強豪校に選ばれていくチームメートとはちがって、進路がなかなか決まらなかった。FC多摩で売れ残っていたディフェンダーに目をつけたのは当時、めきめきと力をつけていた駒澤大高。270人もの部員数を誇る同校に、各学年7人の枠があるスポーツ推薦として入学することになる。
「部員数は東京最多。10チームくらいに分かれて活動していますが、それを除けば一般的なチームだと思いますよ」
 こう語るのは、当時のヘッドコーチで現在監督を務める亀田雄人さん。
「スポーツクラスもなければ寮もないので、部員はみんな自宅からの通いです。サッカーだけではなく、勉強にもちゃんと取り組んでいますよ」
 大所帯のチームだけに1年生の頃はトップチームに絡むことができなかったが、それでも佐藤は悲観することはなかったという。
「中3で練習会に呼ばれたときも楽だなと思ったんですが、実際に入部してからもナゾの自信があったんです」
「ナゾの」と言いながらも、その自信には根拠があった。
(詳細は2026年7月号で)

■RE:PLAY 永井謙佑

 名古屋の百年構想リーグを振り返る時、忘れてはならないゲームがアウェーの長崎戦だ。厳しい連戦の中で指揮官は大胆すぎるフルターンオーバーを敢行し、選手たちもその起用に応えて最高の勝ち点3をもぎ取った。快勝の立役者となったのは2得点を挙げた永井謙佑。その内実とこの試合における熱い思いを、フィールド最年長ストライカーに聞く。
嫌な流れを変えた一撃
―1得点目は走り込むコース取りが素晴らしかったですね。
 ボールがこぼれた時に見えました。(杉浦)駿吾にボールが入って、パスが来るかなと。(菊地)泰智が一つタメをつくったところでもそう思いました。このメンバーとは長く一緒にやっているから、イメージもしやすかった。シュートはボールを外に置いたので、もう腰で回して、ふかさないようにだけ意識しましたね。
―立ち上がりからうまくいかない中での失点後、という時間帯でもありました。
 失点からそんなに時間が経ってなかったから、こちらも点が入れば勢いが出るかなと。失点して、その展開がより重たくなった部分はあったから。逆に言うと、得点が入ってからはめちゃくちゃ流れが良くなったんですよ。ずっと押し込まれてという感じではなかったけど、それまではパスの選択肢が近くにつけよう、近くにつけよう、としていて。キーパーからつなごうとしても、相手にくさびを入れちゃうような形になっていたりした。自分たちが悪いっていうよりは、勝手にはまりに行っているような形だったのが逆に一回押し込んでからできるようになったから、余裕ができましたよね。ボールをつけるのが手前じゃなくて、奥に選択肢が変わった。
(詳細は2026年7月号で)

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