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【W杯】ブラジル戦の鍵は「リスク管理」と「勇気」のバランス 前線に残るビニシウス…危険とチャンスがそこにある!日本初の決勝T1勝へ狙う”ハチの一刺し”

2026年6月28日 21時05分

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ポーズをとりながらバスに向かう長友


 サッカーW杯北中米3カ国大会で、1次リーグF組2位の日本は当地で29日正午(日本時間30日午前2時)からW杯最多5度の優勝を誇るC組1位のブラジルと決勝トーナメント1回戦で対戦する。過去4度は決勝トーナメント1回戦で涙をのんできた日本サッカーの歴史を変える”サッカー王国”との一戦に向けた鍵は「リスク管理」と「勇気」のバランス。良い守備から一撃必中の勝利を狙っていく。チームは27日(同28日)、ベースキャンプ地のナッシュビルでの最後の練習を終え、午後に決戦の舞台となる当地に入った。
 苦い体験を繰り返すのか。決勝トーナメント初の1勝という新たなページを開くのか。今大会で初めて着用する白いアウェー用のユニホームで臨むブラジルとの一発勝負。ヒューストンでの決戦は日本サッカーの今後を左右する分岐点となる。
 決勝トーナメント1回戦は最大の”鬼門”だ。初めて1次リーグを突破した2002年日韓大会は、トルコに0―1で敗れ、10年南アフリカ大会はパラグアイにPK戦負け。18年ロシア大会はベルギーに2点差をひっくり返される「ロストフの悲劇」を味わい、前回カタール大会もクロアチアとのPK戦で勝てなかった。10年大会から連続出場する長友は「わずかなようで、差はあったと思う」と語る。
 お手本となるのは前回W杯カタール大会のモロッコだ。スペインとの決勝トーナメント1回戦を0―0からのPK戦の末に勝つと、続く準々決勝ではポルトガルを1―0で撃破。準決勝でフランスに敗れたが、それ以降は強豪の一角に数えられる存在になり、今大会も1次リーグ初戦のブラジル戦で1―1の接戦を演じた。躍進のヒントはモロッコが決勝トーナメントで刻んだ「0」だ。

ブラジル戦に向けて調整する鎌田(中央)

 MF鎌田は今回のブラジル戦のポイントをこう説明する。「0―0でできるだけ失点しないように。基本的に1次リーグもそうだったが、0―1になっても、じれずに我慢して、意思統一しながらいけるタイミングで交代などで変えていくのが大事」。そして、「(延長を含む)120分の中で考えている」と語る。
 ブラジルは右ウイングのFWラフィーニャが負傷で日本戦の欠場が決定的だ。1次リーグ3試合4ゴールのFWビニシウスは健在。相手ボールになっても守備に戻らず前線に残って速攻の仕上げを狙ってくるだけに、注意が必要。しかし、裏を返せば、日本にとってそこが攻め所だ。
 森保監督は8年をかけて「いい守備からのいい攻撃」という戦術を積み上げて、磨いてきた。長友は「今の僕たちは倒せる自信はある」。十分に浸透させてきた日本のスタイルを引っ提げ、歴史的な一戦へ出陣する森保ジャパン。”ハチの一刺し”を決めて、白いユニホームで大きな白星を手にする。
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