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中京の後藤敦也新監督、守備力で5連覇 伝説の延長50回を戦い抜いたチームの主将

2026年8月29日 21時45分 (8月29日 22時19分更新)
 4月に就任した後藤敦也監督は「ほっとしてますね」と少しだけ表情を緩めた。「3年生の気持ちにずっと応えなければと思っていた」。最後の夏を笑顔で終えさせられた安堵(あんど)が、29歳の横顔ににじんだ。

5連覇を果たし、ナインに胴上げされる中京・後藤監督=明石市の明石トーカロ球場で

 今も語り継がれる2014年大会の準決勝・崇徳戦の延長50回を戦い抜いたチームの主将。学んだのは「特に守備のところ。ピンチをどう切り抜けていくか。点を取れた後の守り。緩みどころ、締めどころ」。粘りの守備こそ、負けない戦いの土台。その思いの通り、教え子たちは無失点で大会を終えた。
 12年の秋季大会、翌13年の春季大会、同年夏の選手権で優勝を逃し、優勝旗がなくなったタイミングで主将に就いた。14年、最後の大会を前に掲げた言葉が「全力奪取」だった。全てのプレーに全力を尽くす原点に立ち返り、手放した優勝旗を奪い取る。軟式野球部練習場のスコアボードには、その時書き込まれた「全力奪取」の4文字が残る。
 早大からJR東海勤務をへて、母校に教員として赴任。コーチだった昨年10月に平中亮太監督が校長に就任し、多忙から指導機会が減少。練習をほとんど任されるようになった。
 今年3月末に監督就任を打診された。本音は「ちょっと早いな」。しかし「選手のことを思ったら...

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