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感心するほど好き嫌いのない不動裕理さん、「何でも、基本的には」 お寿司屋のカウンターで感じた元気の源

2026年10月27日 10時27分

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不動裕理さん

不動裕理さん


◇ベテラン記者がつづる極上エピソード女王列伝 月橋文美のゴルフ『女王たちの流儀』不動裕理編(11)
 宮城県に遠征していた週に、不動裕理さんをなじみの寿司屋に誘ったことがある。試合前は生ものを避ける選手も多いので、無理かなとも思ったが「行きます。お寿司大好きです」との返事。練習ラウンドを終えた後、トーナメント会場から15分ほどの距離にある店に入った。
 カウンターに並んで座って、出された2枚の小皿に醤油を差そうとすると「あ、私はほんの少しだけでいいです」と不動さん。握りでも刺身でも「ほとんど…醤油はつけなくてもいいくらい」だという。食べる様子を横目で見ていると、確かに醤油には『かろうじて触れる』程度。素材の味を存分に楽しみ「おいしい」と小さく声をあげている。私なりにメチャ少なく差した醤油も、食べ終わった時にはまだ皿に残っていた。
 「何でも、基本的には薄味が好き」という。この頃は魚好きだったが、最近は「年を取ったら、お肉のほうが増えてきた」と話していた。
 感心してしまうぐらい好き嫌いがない。樋口久子さんはコーヒーは飲まないし、岡本綾子さんはピーマンを食べないし…女王たちにもみんな苦手な食材があったけれど、不動さんだけはそれがなかった。
 「好き嫌いはないんです。何でもおいしく楽しく食べれば、すべてが最高の栄養になる、と思って」というのが、不動流食事方針⁈だそう。出されたものを残すこともしない。食後のお皿やお茶わんはとてもきれいだ。
 根っからの健康体。そんな雰囲気が漂う。30年も病気や大きな故障なく活躍を続けている土台には、こんな元気の源があるんだなぁと思う。
 ずっと「好物はグレープフルーツ」って言っていたけど、変わっていないだろうか。付け加えると、お酒はほぼ、一滴も、というくらい飲まない不動さん。でも下戸なわけではなくて、ごくごくたまにたしなまれているのを見ると、ポテンシャルを感じることも…でも、それこそ唯一の好き嫌い⁈になるのかな。(月橋文美)
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