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<作陶の履歴 美濃朗芸の実力者たち>7代目 加藤幸兵衛さん 持ち味生かし攻める

2024年8月15日 05時05分 (8月15日 12時16分更新)
 若い時は造形至上主義。とにかく、人をあっと言わせるようなものを創ることばかり考えていました。京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)で師事した清水洋(ひろし)(裕詞(ひろし))先生が造形のトップランナーで、完全に感化されました。卒業2年後、24歳で日展の特選を最年少記録で受賞したのが「方円」です。

7代目 加藤幸兵衛さん

 陶芸家は、モノを考えるのが一番の仕事だと思います。作品のイメージを作り上げる。仕事場に入れば、スケッチブックを前に一日中。「キュビズム」という西洋絵画の概念があります。あらゆる方向から見たものを一つの絵に入れてしまう。ピカソがその典型です。当時、スペイン内戦を糾弾したピカソの展覧会「ゲルニカ」を見たこともあり、それを陶芸でやれないかと思いました。ピカソにかぶれたんです。「方円」は、そんな中で生まれた作品。部屋の壁一面に壁画を描いて父(後の人間国宝の卓男)に怒られたりもしましたね。...

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