2度目の優勝を果たし、歓喜に沸くスペインの選手たち サッカーW杯北中米3カ国大会はスペインがアルゼンチンに1-0で勝って4大会ぶり2度目の優勝を果たし幕を閉じた。最優秀選手(MVP)にはスペインの主将ロドリが選ばれた。
スポーツ専門局ESPNは24日(日本時間25日)までにW杯を制したスペインについて「男子と女子の両方の競技で世界トップである理由」と題する記事を掲載し、その強さを分析した。
男子が今夏のW杯を制する3年前、2023年にオーストラリアとニュージーランドで共催された女子W杯でも頂点に立ったスペイン。記事によれば「史上初めて男女ワールドカップのタイトルを同時に獲得した国となった」という。ちなみに今夏行われたU-19欧州選手権でも、スペインが男女ともに優勝を果たした。
記事ではスペインについて「両競技において、彼らが世界トップ、そしてFIFA世界ランキングの頂点に君臨しているのは偶然ではない。コーチング、選手育成、戦術がこれほどまでに一体化し、密接に結びついている国は他にない」とし、若年層から男女ともに一貫した強化体制が取られていると分析した。
W杯を制したメンバーの中でGKシモン、MFメリーノ、MFファビアンルイス、MFダニオルモ、FWオヤルサバルは、現フル代表のフエンテ監督のもと、U―21欧州選手権を制覇しており、女子代表でもユース代表の主力がそのままフル代表の主力へ定着する好循環があるという。
育成年代からの手厚い強化は指導者の数にも表れており、記事によれば「残っている統計では、スペインと他のヨーロッパ諸国との差が明らかにあった。スペインにはUEFAのA級およびプロ級のライセンスを持つコーチが1万5423人おり、ドイツ(6937人)、フランス(3308人)、イタリア(2281人)、イングランド(1395人)を大きく上回っており、コーチング教育への並外れた投資が際立っている」とした。
さらに記事ではプロクラブの下部組織が果たす役割も大きいと指摘。世界的にも名高いアカデミーを持つバルセロナをはじめ「レアル・ベティス、ビジャレアル、アスレティック・ビルバオ、レアル・ソシエダといったチームも、才能育成において非常に優れている」とし、「実際、コーチングにこれほど重点を置いている国は他にありません」とした。
W杯100周年となる次回2030年大会はスペイン、ポルトガル、モロッコで共催される。スペインは地元開催で同国史上初の大会連覇と3度目の優勝を狙う。