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【エンタ目】林家つる子 客席の雰囲気でネタ選び 

2025年10月29日 10時47分 (10月29日 14時52分更新)

前座時代に根多帳を書く筆者

 「本番前、演目はいつ決めてるんですか?」と、よく聞かれる。実はたいてい演目(ネタ・噺)は、高座に上がる直前、もしくは上がったあとに決めている。
 寄席の楽屋には、根多帳といって誰が何の演目をかけたか、前座が毎日記す帳面がある。自分の入り時間、楽屋に着いてから根多帳を見て、初めて前の出演者がかけた演目を知る。この噺をやろうと思って行っても、既に根多帳に書かれていたらその演目はできない。似た噺も避けることになっている。例えば、前の演目が怪談噺であれば怪談以外をやる、与太郎が出てくる噺なら与太郎ネタは避けるなど、お客さまに色とりどりの演目を楽しんでもらうため、細心の注意を払う。
 まれに既に出ている噺...

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