増え続ける不登校児童、「キャラ」に縛られる子どもたち 児童精神科医に聞く不登校の背景
2025年12月21日 05時10分 (12月22日 10時35分更新)
県内の小中高校で年間30日以上欠席した不登校の児童生徒数は2024年度に6824人を数え、小中では9年連続で過去最多を更新した。何が子どもたちを学校から遠ざけるのか、大湫病院(瑞浪市)の児童精神科医、関正樹医師に話を聞いた。2回にわたり紹介する。 (聞き手・北島忠輔)
せき・まさき 1977年生まれ。福井医科大(現・福井大医学部)卒業。岐阜大病院、土岐市立総合病院をへて2007年から大湫病院(瑞浪市)勤務。東濃地域の児童精神科医として発達障害や不登校の診療にあたるとともに、発達障害の啓発活動や療育施設の座談会などに参加し、家族支援を行っている。著書に「子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう?」(金子書房)など。
-子どもたちのメンタルヘルス(心の健康)を診る中で、どんな息苦しさや生きづらさを抱えていると感じますか。
まず親との関係です。思春期は親から離れていく時期で、その不安の中で仲間をつくり、スキルを学ぶ。仲間の中で認められて自己を形成し、大人になっていく。そのためには秘密基地や交換日記などの「子どもだけの場所」が必要です。
だけど今は、そういう場所も時間もない。どこも大人の管理が及んでいるし、学校が終われば塾や習い事で忙しい。少子化で親は子を宝だと思っているから、子どものことを本当によく知っているし、将来のことを考えている。でもそれは子どもからすると息苦しいし、生きづらさの要因になることもあるんですね。
-学校や友人関係ではどうですか。
なんて言えばいいのか、スクールカーストという序列の中で与えられたキャラに縛られるという面がある。...
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