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【エンタ目】市川笑三郎 古典と新作は欠かすことのできない「大切な両輪」

2026年5月14日 06時00分 (5月14日 06時01分更新)

獨道中五十三驛で民部女房お袖を演じる筆者

 
 新作歌舞伎やスーパー歌舞伎は書き下ろしの戯曲なので古典歌舞伎の役の継承とは異なります。手本があるわけではなく、さらの状態から役に魂を吹き込むことができ、後々自分以外の俳優が演じることになって手本や参考とされます。一つの型を残す起点になるので責任も重大ですが、役者としてはとても光栄で名誉だといえましょう。しかし、あくまで歌舞伎という世界観で創り上げ、古典歌舞伎の中にある「あの役」や「あの場面」が参考となるので、元となる役や演目を知っておく必要があります。
 私の師匠二世市川猿翁は役者として主役もつとめながら、演出も兼ねておりましたが、「古典や家の芸のように芸を継承する面は大切にしながら、それを...

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