女子ゴルフ・山下美夢有、母の故郷・石川でメジャーV 「まだ苦しんでいる人がいる」と語り、被災地を元気づけた娘を見つめる母【番記者メモ】
2026年9月13日 18時05分
山下美夢有(25)=花王=が初めて、女子プロ実力日本一決定戦のタイトルを手にした。2打差4位からの最終ラウンドを69で回り、通算9アンダーで並んだ吉沢柚月(22)=三菱電機=とのプレーオフ(PO)を1ホール目で制した。ツアー通算14勝目、メジャー3冠目(4勝目)。今季は米ツアーで2勝しており、日米をまたにかけた3勝目になった。
【番記者メモ】
今大会の山下には、舞台が北陸だったというテーマもあった。母・有貴さんが石川県七尾市出身で、山下自身も子どものころから何度も実家に遊びに行っていた。それだけに、2年前に起きた能登半島地震や豪雨災害は、人ごとではない。親戚・縁者に被害はなかったが、大会中は何度も「まだ苦しんでいる人がいる」と、口にしていた。
ギャラリーの中には、そんな山下を見るために訪れた人が多かった。山下自身も「『応援しているよ!』と声をかけてくださる人がいて」と、いつもとは違う熱い雰囲気を感じていた。
プレーする山下の近くには、ずっと有貴さんがいた。米国での試合では優勝する姿を見せることは難しいが、娘は「今回は、目の前で優勝できてよかった」と喜んだ。故郷の人たちを元気づけた娘の姿を、母は頼もしそうに見つめながら、目に涙をためていた。(ゴルフ担当・大西洋和)
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