オリオールズ4-2ブルージェイズ、ダブルヘッダー第1試合(23日、ボルティモア)米大リーグ、ブルージェイズのポストシーズン進出の可能性が消滅した。23日(日本時間24日)のオリオールズ戦に敗れ、昨季のア・リーグ王者から一転、失意のままシーズンを終えることとなった。岡本和真内野手(30)の盟友であり、チームの看板選手であるウラジーミル・ゲレロ内野手(27)の発言が、地元で大きな批判を浴びている。
14年間総額5億ドル(約750億円)という巨額の契約延長を結んだ1年目の今季、ゲレロは9本塁打、56打点と本来の打力を発揮できなかった。2021年に48本塁打で本塁打王に輝いた主砲の不振はチーム低迷の大きな要因となり、ファンやメディアからは「高給取りに見合わない」との批判が相次いでいた。
この批判に対し、ゲレロは真っ向から反論。「球団は毎年40本塁打を打たせるためにこの給料を払っているわけではない。私がこれまで残してきた実績に対して支払ってくれたんだ。理解してほしいのは、この契約はこれからの成果ではなく、過去の実績に対する対価だということだ」と開き直りとも取れる主張を展開した。
さらに、「調子が良い時は100%応援してくれるのに、悪くなった途端に誰も応援してくれなくなる」とファンへの不満をぶちまけた。
この発言はSNSなどでファンの強い反発を招き、地元メディアからも厳しい反論が相次ぐ事態となっている。
今季からブルージェイズに移籍した岡本が、1年目から33本塁打を放つ活躍を見せられた背景には、チームリーダーであるゲレロの存在があった。
打線ではともに主軸を担い、守備では三塁からの岡本のワンバウンド送球を、一塁手のゲレロが見事なグラブさばきで何度もすくい上げた。「カズの送球なら何でも捕る。それが自分の仕事だ」と、岡本のプレーを全面的に支えた。
さらにクラブハウスでは、人見知りな岡本に合流直後から積極的に声をかけて気遣った。寡黙ながらユーモアあふれる岡本と陽気なゲレロの相性は抜群で、岡本が本塁打を放った際のお辞儀パフォーマンスなど、チームになじむためのきっかけも作った。
故障者が続出し苦しいシーズンとなったブルージェイズだが、ゲレロの復活なくして来季の躍進はない。ファンは再び、岡本とのアベックアーチが連発する日を待っている。