【センバツ】花巻東 初日に米子松陰と激突 山火事の岩手に勇気の白星を!

[ 2025年3月8日 05:29 ]

第97回選抜高校野球   花巻東―米子松蔭 ( 2025年3月18日    甲子園 )

<センバツ抽選会>健闘を誓いあう花巻東・中村耕主将(左)と米子松陰・惣郷主将(撮影・奥 調)
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 本音は、もう少し遅い日程が良かった。花巻東はグラウンドが改修工事のため使えず、満足な練習ができていない状況。それでも、中村耕太朗主将(3年)は「偉大な先輩と一緒の日に開幕して、光栄なことだと思います」と力強かった。

 3年ぶりの選抜。開幕日の18日、第2試合で米子松蔭(鳥取)との対戦が決まった。当日の夜はOBの大谷(ドジャース)が、東京ドームでカブスとの開幕戦を迎える。佐々木洋監督から日頃、伝えられるOBの菊池(エンゼルス)や大谷の高校時代の意識の高い取り組み。中村は「(2人とも)努力を努力と思わず、楽しみながら練習をしていたと聞きました」とイズムを継承しながら戦う。

 大谷も12年選抜で開幕日の第3試合に登場し、大阪桐蔭に逆転で敗れた。佐々木監督は「入り方が難しいですけど、初日の経験もあるので生かしたい」と調整法に思いを巡らせた。過去の岩手県勢は、甲子園で春夏通じて鳥取県勢には3戦全敗。巨人・古城内野守備コーチの次男・大翔(2年)が右腕を負傷して初戦出場は難しい状況だが、伝統の粘り強い戦いで開幕戦直前の「大谷先輩」に勝利を届けるつもりだ。

 大船渡市の山火事では遊撃手・森下祐帆(3年)の実家や、祖父母の自宅が被害に遭った。「少しでも勇気や希望を与えられるプレーを全員でやっていきたい」と中村。苦しんでいる地元にも、偉大なOBにとっても特別な日に、特別な勝利を届けてみせる。(川島 毅洋)

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