ワンピース、ハンギョドン、星の王子様が選手のユニフォームに 韓国球団のコラボ企画は一歩踏み込む

[ 2026年8月4日 11:00 ]

「ワンピース、ハンギョドン、星の王子さまのコラボユニフォーム(左からkt wiz、キウムヒーローズ、ロッテジャイアンツ提供写真)
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 【室井昌也コラム 月に2回は韓情移入】

 プロ野球チームが人気アニメのキャラクターなどとコラボレーションすることは珍しくない。

 チームグッズにデザインが加わったものや、人気キャラクターがチームのユニフォームを着たアイテムやぬいぐるみなどは定番化している。

 日本ではグッズやイベントなどにとどまるケースが少なくないが、韓国KBOリーグでは選手が試合で着用するユニフォームそのものに人気キャラクターをデザインする例が相次いでいる。

 ONE PIECE(ワンピース)とコラボしたKTウィズの広報担当者は「IP(知的財産)コラボ事業は相手側に満足のいく露出効果を提供することが大事です。選手が試合で着るユニフォームに施すことで、中継映像やネット上での拡散につながっています」と話す。

 KTのワンピーススペシャルユニフォームは胸に「麦わらドクロ」のマーク。背番号には選手ごとにルフィ、ゾロ、ナミら異なるキャラクターを描くなど趣向を凝らした。

 「グッズショップにはこれまで見たことがないくらいの行列ができました。ワンピースの人気と、選手が着用することが一番の宣伝効果だと実感しました」(KT球団広報)

 また、キウムヒーローズはサンリオの人気キャラクター・ハンギョドン、KIAタイガースはクロミとコラボ。いずれもキャラクター色の強いユニフォームを試合で着用し話題となった。

 ファンに好評のコラボユニフォーム。一方でチームとは無関係のキャラクターをまとってプレーする選手からは、「どんなユニフォームでも勝てばいい印象になります」という声があった。

 10年前にKBOで最初にコラボユニフォームを採用したロッテジャイアンツの広報は選手の反応について、「家庭を持っている選手は人気キャラクターとのコラボユニフォームを“子供が喜んでくれる”と受け入れてくれます」と話した。

 そのロッテはこれまでにドラえもんやポケットモンスターなどとコラボしてきた。そのジャンルはアニメなどにとどまらず、今年は刊行80周年を迎えるサン=テグジュペリの著書「星の王子さま(Le Petit Prince)」と手を組んだ。

 「従来のキャラクター中心のコラボを超えて、『古典文学』という新しい領域にブランドを広げるため、星の王子さまとのコラボレーションを行うことになりました」(ロッテ球団広報)

 星の王子さまユニフォームは右袖などにキャラクターデザインを配した。

 若者を中心に高い人気を維持しているKBOリーグ。総観客数は今季も過去最多の昨季に続いて1200万人に達する見込みだ。KBOリーグはコラボするIP企業側にとっても作品を広く届ける場になりつつある。

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