「本気でふざけてます」――.BPM日南千穂 「恋ニフツカヨイ」で挑むZeppワンマンという“最高の一杯”

[ 2025年12月27日 07:30 ]

【画像・写真1枚目】「本気でふざけてます」――.BPM日南千穂 「恋ニフツカヨイ」で挑むZeppワンマンという“最高の一杯”(撮影・高任芹奈)
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 結成5周年を迎えた5人組アイドルグループ「.BPM(ドットビーピーエム)」の日南千穂が、初アルバム「The .BPM WONDER」の発売を受け、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。昨春の加入前から胸に抱いていた憧れと、加入から約1年半で手にした確かな実感。その両方を、言葉にして語った。(「推し面」取材班)

 ♪あとどれぐらい? 夢見たらいい? あとどれぐらい? 立ち上がりゃいい?――。

 取材の途中、ふと口をついて出たフレーズが、場の空気を変えた。アルバム収録曲「Black Rose」の一節だ。歌詞をなぞるというよりも、胸の奥に溜めてきた感情が、そのまま零れ落ちたような瞬間だった。

 疾走感のあるトラックに乗せて日南が放つラップ。その言葉に宿るのは、アイドルとして歩む中で何度も立ち止まり、問い続けてきた葛藤そのものだ。

 「歌うたびに、泣きそうになるんです」

 日南は加入前から、.BPMの“ファン”だった。客席から見上げ、追いかけていた楽曲たち。そこに今、自分の声が刻まれている。その事実が、このアルバムを特別な存在にしている。

 「ファンとして聴いていたグループの曲に、自分の声が入っている。みんなが紡いできた歴史を、すごく実感できる作品になりました。全曲、強いです」

 中でも、憧れを決定づけた一曲が、アルバムにも収録された「Dancin’ Chicken」だった。

 「これを聴いた瞬間に『.BPMに絶対入りたい!』って思った曲なので、今こうして歌えているのは本当に嬉しいです」

 ただ、結成5年という時間の重みは、夢見心地のままでは受け止めきれない。

 “聴いていた側”から、“歌って支える側”へ。立つ場所が変われば、求められる精度も、背負う覚悟も変わっていく。

 象徴的なのが、「Black Rose」で任されたラップパートだった。もともとラップを聴く機会はほとんどなく、加入後に歌割りが増えたという。手探りで始まった挑戦で、最大の壁になったのは技術ではなく、「何を伝えるか」だった。

 「ラップだからこそ、自分の思いをちゃんと伝えたいと思いました」

 張り詰めていた表情がふっと緩んだのは、ライブでの“推し曲”を問われた時だった。

 「『恋ニフツカヨイ』は、本当に二日酔いをテーマにした、結構とんちきな曲なんです」

 ステージでは「完全に二日酔いの、とんちきな顔をして本気でふざけてます」と笑う。本人は「お酒は全然強くない」と言うが、その空気感が好きだという。

 そして、次に掲げる“乾杯”は、もっと大きい。

 「来年1月8日のZepp Shinjukuが終わって、一段落ついたら。この曲を聴きながら、二日酔いになるまで浴びるように飲んで乾杯したいですね」

 グループ最大規模となるワンマンライブ。憧れの場所で、今度はステージの側から——日南千穂は、その歌声とダンスで観客を酔わせるつもりだ。

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