【王将戦第3局】藤井王将の思惑 終盤勝負へ“先鋭的雁木系”

[ 2026年2月4日 05:00 ]

第75期王将戦7番勝負第3局第1日 ( 2026年2月3日    東京都立川市 オーベルジュ ときと )

信玄袋を手にする藤井王将
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 藤井は2手目△3四歩を選択した。前期第5局、後手番258局目にして解禁し、今回8局目。過去7局は全勝と、自ら開拓した新境地でリードを奪いにいった。「7番勝負ということで、いろいろ経験を積めればというのは考えていることの一つ」と前日に語った言葉を盤上に示した。

 さらに自陣を高美濃に構えた後、右金を24手目△7六金(第2図)と突進させる。立会人の島朗九段は「雁木系でも先鋭的な指し方。大事なところで出してきたなという印象です」と語った。

 勝率上、不利を背負う後手番。藤井は「後手番だと、これで有利になるというのは難しい。ただ、難しい局面をキープすることは可能」とも前日語った。終盤勝負の思惑だろうか。その意味では、3筋の突破を免れ得ない1日目の進行も想定内かもしれない。(筒崎 嘉一)

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