小学館「マンガワン」問題 公式サイトで被害女性への謝罪内容と今後の取り組みについて報告

[ 2026年3月9日 12:20 ]

東京都千代田区の小学館本社
Photo By 共同

 小学館が9日、公式サイトを更新。性加害の過去がありながらペンベームを変更して「マンガワン」で連載していた漫画家について、被害女性への謝罪と今後の取り組みについて報告した。

 マンガワンは先月27日に「常人仮面」の原作者である一路一氏が、性加害で罰金刑を受けていた漫画「堕天作戦」作者の山本章一氏と同一人物であることを報告。

 「被害に遭われた方への謝罪と、人権尊重のための小学館の取り組みについて」と書き出して「弊社は2026年3月5日、弊社媒体『マンガワン』にて作品を掲載しておりました山本章一氏の被害に遭われた女性に、謝罪の機会を頂戴しました」と発表。「弊社の謝罪を受け入れていただきまして、心から感謝申し上げます」として「その場で賜りましたご意見を真摯に受け止め、社としてあらゆる人権を尊重する責任を果たすために、今後様々な取り組みを行いますことをお約束いたします」と伝えた。

 「3月5日、弊社取締役らが被害女性の代理人弁護士の事務所に謝罪に伺わせていただき、弁護士の電話を通じて被害に遭われた女性に万謝の意を表しました」と説明して「その場において、女性には以下のお詫びを申し上げました」と報告。「女性がPTSDで苦しんでいらっしゃるのにもかかわらず、山本氏を別のペンネームに変更して新連載の原作者として起用したこと」「この件について、会社の管理監督体制に問題があったこと」「小学館では、ただちに第三者委員会設置を決定し、事実を把握した上で、原因の究明、再発防止の提言を得たうえで、会社が果たすべき必要な取り組みを行うこと」と謝罪内容と今後の取り組みについて説明したと明かした。

 「また、代理人弁護士からは、女性が『次なる被害者を生み出してはいけない』と強く願っているとお聞きいたしました。女性の切なる思いに寄り添うために、弊社は、性加害、性搾取、あらゆる人権侵害を決して許さず、人権尊重は企業が社会の一員として活動するうえでの最重要課題との認識のもと、今後の会社の使命を熟慮してまいります」とコメント。「現時点までにおいて、第三者委員会の設置及び、人権ポリシーの策定と公表、社内での人権セミナーの実施を決定しております。また、第三者委員会の提言を真摯に受けとめ、人権侵害が二度とおきないように、再発防止策を具体的に進めてまいります」と宣言した。

 「改めまして、被害に遭われました方に謹んでお詫び申し上げます」と陳謝し「また、読者の皆様、弊社各媒体でご執筆いただいている作家の皆様、お取引先様、関係各所の皆様に深くお詫び申し上げます」と締めくくった。

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