真矢さんとずっと一緒――“5人”のLUNA SEA、月は欠けない RYUICHI「真ちゃんとの約束」

[ 2026年3月13日 05:30 ]

復活ライブを行ったLUNA SEA(左から)INORAN、J、RYUICHI、SUGIZO。ドラムは真矢さんの弟子の淳士が務めた
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 ロックバンド「LUNA SEA」が12日、ドラムスの真矢さん(享年56)の死去後初となるライブを東京・有明アリーナで行った。真矢さんがドラムを叩くことを目指してきた特別公演。生前の映像と空席の愛用ドラムセットをバックにパフォーマンスしたメンバーは、全国ツアーの開催を発表し、遺志に沿って走り続けていくことを誓った。

 ドラムセットが2つ組まれた。1つは真矢さんがデビュー当時に使っていたヤマハ社製の最新式。この椅子は空席で、隣のセットには真矢さんに師事していた「SIAM SHADE」の淳士(52)がサポートドラマーとして座った。幕開けは真矢さんがギターのINORAN(55)と共作した「UP TO YOU」だった。

 「いろんなことを考えたけど、一番大切な真ちゃんとの約束があるからライブをやるという決断をしました」

 ボーカルのRYUICHI(55)は、公演決行を判断するまでに苦悩があったことをほのめかした。真矢さんが先月17日に死去して1カ月足らず。高校の同級生で親友だったギターのSUGIZO(56)は「真矢はここにいるから!にぎやかなことが好きだから、喜ぶことをしよう」と、メンバー同士で誓い合ったことを観客1万2000人にも呼びかけた。

 ステージ上のスクリーンには真矢さんがドラムを叩く映像が流れ、メンバーは呼応するようにパフォーマンスを繰り広げた。休憩を挟んで2時間半にわたり、代表曲「ROSIER」や「WISH」など17曲を披露。インターネットで生配信も行われた。

 公演は「LUNATIC X’MAS」と題され、昨年12月のクリスマスに開催予定だったが、SUGIZOの交通事故で延期となっていた。この公演に向け、真矢さんが新たなドラムの感触を試すように叩いていた映像が初公開され、多くのファンが涙を流した。

 5月から「UNENDING JOURNEY(果てしない旅)」と題した全国ツアーを行う。SUGIZOは「命ある限り真矢とともに走っていきます」と誓った。

 ≪全国ツアーで遺作披露も≫全国ツアーはバンド結成日の5月29日に神奈川県秦野市のクアーズテック秦野カルチャーホールで開幕する。同市は真矢さんらメンバー4人の地元で、同市での開催はLUNA SEAでは初めて。22都市で33公演を行うツアーにRYUICHIは「真矢くんと一緒に全国のみんなの元に行きます」と宣言。ベースのJ(55)は先月24日の生配信で真矢さんが演奏した新曲を制作していたことを明かしており“遺作曲”として披露されるかも注目される。

 真矢さんを含めたメンバー5人での新しいグループショットも公開された。昨年9月に脳腫瘍とステージ4の大腸がんを公表した直後に撮影されたもの。真矢さんが中央に座り、4人が支えていくというバンドとしての強い覚悟がうかがえる。

 ≪写真やスーツなどを展示 開場前から多くのファン≫会場入り口には、真矢さんのメモリアルコーナーが設けられた。「甘くメロウな音がする」と好んでいた愛用のドラムセットの背後には、ドラムスティックを口にくわえた真矢さんの巨大な写真パネル。LUNA SEAのドラマーとして最後にライブを行った昨年2月の東京ドーム公演で、ドラムソロを披露した時に撮影された一枚。パネルには「In memory of 真矢―February 17,2026―」と記されていた。ドラムの横には、この日の公演で真矢さんが着用する予定だった、月や猫が刺しゅうされた黒いスーツや、チェック柄のサンタ帽も置かれた。開場前から公開され多くのファンが手を合わせ、写真を撮るなどしていた。

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