カンヌ ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒の女優賞に祝福の声 濱口監督「このおふたりこその映画」

[ 2026年5月24日 08:56 ]

女優賞を受賞した岡本多緒(右)(AP)
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 南仏で開催中の第79回カンヌ国際映画祭の授賞式が23日(日本時間24日)に行われ、コンペティション部門に日本から出品された濱口竜介監督(47)の「急に具合が悪くなる」(6月19日公開)で主演を務めた女優の岡本多緒(41)とフランスの女優ヴィルジニー・エフィラ(49)が女優賞をダブル受賞した。岡本は日本人初の女優賞となる。受賞を受け、濱口竜介監督や共演者からお祝いのコメントが寄せられた。

 「急に具合が悪くなる」は、介護施設を運営するフランス人女性と、がんを患う日本人の演出家が偶然出会い、対話を通して他者との関わりに向き合っていく物語。岡本は日本人初の栄冠に「とても感動しています。皆さんが選んでくださったおかげで、私のような平凡な日本人女優が、今日こうしてここに立っていられます」と喜びに浸った。

 濱口監督は「本当に素晴らしいです」と称賛。「ヴィルジニー・エフィラさんと岡本多緒さん、このおふたりこその映画だと思います。原作の宮野真生子さんと磯野真穂さんの魂を引き継ぐような形で、おふたりが演じてくださった。それをカンヌ国際映画祭が評価してくれたのだと思います」と語り、「本当に嬉しいです!」と喜んだ。

 俳優の長塚京三は「ヴィルジニー、多緒さん、やりましたね。素晴らしい!世界最高峰の受賞。ご一緒できた私も、誇らしく、幸せな気分ではち切れそうです。高らかに乾杯しましょう!」と呼びかけた。

 俳優の黒崎煌代は「女優賞のご受賞、誠におめでとうございます!」と祝福。「受賞の知らせを聞き、感動するとともに、心から納得いたしました。お二人のお芝居は、本当にこれまで見たことのない表現で、日本語とフランス語、異なる言語の中で心を通わせながら芝居をされている姿に、撮影中も、そして完成した作品を観た時も、何度も胸を打たれました」と撮影を振り返った。

 「言葉を超えて感情が伝わってくるお二人のお芝居に、俳優としてたくさんの刺激をいただきました。改めまして、この度のご受賞を心よりお祝い申し上げます」とコメントした。

 原作の磯野真穂氏は「原作をお守りのようにしていたとおっしゃってくださった岡本多緒さん。フランス語に訳された原作を読み、さらには平仮名まで勉強をして演じてくれたヴェルジニー・エフィラさん。テキストを“生きる”お二人の演技が、原作の書簡の先にありえたかもしれない世界を垣間見せてくれました。お二人のさらなるご活躍を心から祈っています。静かで真摯で、華やかな演技をありがとう」と感謝を伝えた。

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