「豊臣兄弟」総大将・小一郎“ほぼ無血開城”のワケ 仲野太賀が父・中野英雄に“鉄拳”「胸熱」ネット驚き

[ 2026年5月31日 20:45 ]

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第21話。中野英雄(左)が竹田城主・太田垣輝延役に扮し、サプライズで大河初出演。豊臣秀長役で主演を務める次男・仲野太賀との大河初共演も実現した(C)NHK
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 俳優の仲野太賀(33)が主演を務め、豊臣秀長役を演じるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は31日、第21話が放送され、仲野の父で俳優の中野英雄(61)が竹田城主・太田垣輝延(おおたがき・てるのぶ)役で事前告知なしのサプライズ登場を果たした。約40年の芸歴を誇るが「長年の夢」という念願の大河初出演。“大河ドラマに出演してほしい”の願いを込めて「太賀」と命名した次男との約3分にわたる親子大河初共演も実現し、涙したことを明かした。役柄上は敵対の関係。インターネット上で大反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 第21話は「風雲!竹田城」。羽柴秀吉(池松壮亮)と羽柴小一郎(仲野太賀)は荒木村重(トータス松本)に代わり、織田と毛利の間で揺れる播磨の攻略に当たる。難しい任務と思われたものの、村重の仲介で出会った姫路城代・小寺官兵衛(倉悠貴)が見事な手腕を発揮。播磨の国衆を織田方に付ける。秀吉は竹中半兵衛(菅田将暉)の案により、さらに西方へ兵を進めることを決め、西播磨へ。一方、小一郎は“空に浮かぶ山城”但馬・竹田城攻めを任され、総大将として初の戦に臨む…という展開。

 半兵衛が播磨・上月城と並び「手に入れたきもの」と語ったのは、但馬・生野の銀山。但馬国主・山田家の家臣・太田垣輝延(中野英雄)が治める。小一郎は「わしはこの戦、一滴の血も流さずに終わらせたいのじゃ」。水が底をつく頃、降伏を勧める策を打つ。

 竹田城にある水は3日分。太田垣は「ならば、半分はわしの元に持ってまいれ。家臣が主君を守るのは当然であろう。いざとなれば、うぬらも朝もやに紛れて水を汲みに行け」と命じた。

 数日後、夜。小一郎は敢えてかがり火を消し、藤堂高虎(佳久創)に指示して見つけた水汲み場に敵兵を誘き出した。

 小一郎は竹田城に乗り込み、太田垣に刀を向ける。「織田家家老、羽柴秀吉が弟、羽柴小一郎じゃ!」――。小一郎は「わしはお主たちを助けたいのじゃ」と敵兵を説得していた。

 太田垣「離せ!」「おまえら、敵の施しを受けるとは、恥を知れ!飲むなと言うておろうが!何をしておる。早くこいつらを斬らんか!刺し違えてでもわしを助けよ。斬れ、斬れ、斬らんか!それがおまえらの役目であろう!斬れ、斬れ…」

 小一郎「(右拳を輝延の顔に見舞い)家臣の命を、何じゃと思っとるんじゃ!(輝延は鼻血を流し)あ、一滴たりとも血は流さぬつもりではあった。が、無理じゃった」「面目ない」

 「こうして小一郎は竹田城を無血開城、ほぼ無血開城し、初めてその城代を任されることになりました」(語り・安藤サクラ)

 中野が演じた太田垣輝延は、小一郎が大将として初の城攻めを任された但馬・竹田城の城主。生野銀山を管轄している。水の補給路を断つ小一郎の策により、窮地に立たされた。

 中野と仲野の父子共演は2023年公開の映画「愛にイナズマ」、25年8月放送のNHK「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」に続いて3回目。

 「シミュレーション」は中野が総力戦研究所の幹部・武藤章役、仲野が民間(政治部記者)出身の研究員・樺島茂雄役。仲野は会見で、一緒に撮影を行い「同じ空間、同じシーンに共存したのは初」。台詞を交わしたのは今回の「豊臣兄弟!」が初となった。

 中野は息子の大河初主演を喜び、連日、自身のSNSを更新。「豊臣兄弟!」の“宣伝部長”を買って出ている。

 SNS上には「まさかの親子共演」「胸熱」「いい親子喧嘩(笑)」などの声が続出。視聴者の驚きを誘った。

 次回は6月7日、第22話「播磨大誤算」が放送される。

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