【叡王戦】伊藤匠叡王 またもフルセット制覇 叡王3期など獲得4期全ての「フルセット巧者」ぶり発揮

[ 2026年5月31日 19:30 ]

伊藤匠叡王
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 伊藤匠叡王(23)=王座との2冠=に斎藤慎太郎八段(33)が挑む将棋の第11期叡王戦5番勝負は31日、千葉県柏市の「柏の葉カンファレンスセンター」で指され、先手・伊藤が117手で勝利した。対戦成績を3勝2敗として3期目の獲得。藤井聡太王将(23)=名人を含む6冠=から奪った第9期以降、そして昨年度、藤井から奪った王座も含め、獲得したタイトル4期全てがフルセットでの獲得という「フルセット巧者」ぶりを発揮した。

 最終局を迎え、対局前に改めて振り駒となった。先手を引いた伊藤と斎藤が互いに飛先の歩を2度、そして角頭を守る金上がりの後の7手目、伊藤が右銀を上がって相掛かりの意思表示をした。

 相掛かりは両者の得意戦法で第1、第4局に続く今期3度目の採用。いずれも先手が勝利したことから、今回先手となった伊藤の思惑通りだったのだろうか。

 お互いに囲いに収めなかった相手王を目指し、伊藤は7筋、斎藤は8筋から攻勢をかけた。終盤は両者1分将棋の熱戦。より相手王に近い7筋から仕掛けた伊藤が結果的にスピード勝負を制することになった。

 伊藤は7月開幕の王位戦7番勝負でも藤井への挑戦を決めている。2日制タイトル戦の7番勝負は0勝4敗でストレート敗退した23年度竜王戦以来。叡王防衛の勢いを駆って自身初、3冠目を目指す戦いへ移行する。

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