郷田真隆九段「歩頭銀」に返し技!元王将が次戦は50代対決 第76期王将戦2次予選

[ 2026年6月11日 17:28 ]

郷田真隆九段
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 藤井聡太王将(23)への挑戦権を争う第76期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社特別協力)2次予選1回戦が11日、東京・将棋会館で指され、郷田真隆九段(55)が佐藤天彦九段(38)に110手で勝利した。持ち時間3時間から佐藤は3時間、郷田は2時間51分使った。

 郷田は第64、65期の2期獲得した元王将。第69期以来の2次予選をあと2勝して勝ち抜けば、第68期以来8期ぶりの王将戦挑戦者決定リーグ入りとなる。

 振り駒の結果、佐藤が先手になり、戦型は角換わりへ進んだ。佐藤が「にぎり上」(玉子をシメサバ、貝をえんがわに変更、千寿司)、郷田はキーマカレー(rico curry)を注文した昼食休憩直前、佐藤が79手目▲5四銀と郷田の5三歩の前へ「歩頭銀」を放った。佐藤の7四飛、8六角が5二の郷田王の頭上へにらみを利かせ、しかも4五の桂獲り。これに郷田が△2六角と佐藤陣の金獲り、自陣の5三へも利かせる返し技で対抗した。

 そして98手目△6八角と王手。佐藤の▲4九王に対して104手目△2七銀と角頭へ放つ。包囲網も築いてそのまま押し切った。

 郷田は次戦2回戦で渡辺明九段(42)に勝利した鈴木大介九段(51)と対戦する。いずれが勝っても50代棋士が2次予選決勝進出。1次予選で3勝して2次予選1回戦を控える羽生善治九段(55)と共に、ベテランが存在感を発揮している。

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