【王将戦】菅井竜也八段 4期連続挑戦者決定リーグ入りへ王手 「やんちゃ流」の角斬り

[ 2026年6月24日 18:14 ]

王将戦2次予選準決勝で千田翔太八段に勝利した菅井竜也八段
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 藤井聡太王将(23)=名人など6冠=への挑戦権を争う第76期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社特別協力)は24日、大阪府高槻市の関西将棋会館で2次予選準決勝が指され、先手・菅井竜也八段(34)が千田翔太八段(32)に117手で勝利した。菅井は4期連続の挑戦者決定リーグ入りへ王手。次戦の決勝で、中村太地八段(38)と藤本渚七段(20)の勝者と対戦する。

 振り駒の結果、菅井が先手になり戦型は菅井のゴキゲン中飛車へ進んだ。昼食休憩明け、千田が休憩を含む1時間15分近い長考で44手目△5五銀と進出させた。

 その後、千田も4筋へ飛車を旋回させ、54手目△4七歩成。▲同銀に△同飛成と飛車斬りで踏み込んだ。「昼食休憩辺りから覚悟していた」。読みの蓄積もあっただろうか。菅井は飛車金両取りの△6九銀の「割り打ち」に▲8八飛。△7八歩に▲6八金、△7九歩成には▲5八歩。この6八金、5八歩の配置が予想外に堅く、「あそこを境に苦しくなった」と千田に非勢を実感させた。

 激しさでは菅井も負けてない。78手目△6六馬に当たりになった8八飛を逃げず▲1二歩、▲1三歩の端歩連打で香を釣り上げ、▲1三同角成と角香交換へ踏み込んだ。

 「やんちゃ流」の表現がある菅井をして「やり過ぎのような気がした」。それでも端攻めから千田陣を突破し、105手目には9九馬の自陣への利きをそらす▲9八飛の押し売り。勝利が見えた瞬間にこの一着を挙げ「飛車がさばけたので。次戦?精一杯頑張ります」。第73期挑戦者が3期ぶりの挑戦へ踏み出した。 

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