藤井聡太王将 大逆転防衛の王将戦振り返る「今期の経験を成長につなげたい」

[ 2026年7月10日 19:02 ]

藤井聡太王将
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 将棋の第75期王将戦(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)の就位式が10日、東京都港区の明治記念館で行われ、藤井聡太王将(23)=名人など6冠=に贈位状などが贈られた。永瀬拓矢九段(33)との対決で崖っぷちのカド番から3連勝し、通算4勝3敗の大逆転で王将連覇を達成した。

 前期に引き続き永瀬との7番勝負。「前期の経験を活かして戦いたいと臨みましたが…永瀬九段の高い研究と鋭い指し手を前に、第4局を終えた時点でカド番に追い込まれる展開となりました」と話す。7番勝負で自身初のカド番に立たされ、当時は棋王戦も崖っぷち。叡王戦本戦準決勝も敗退し、当時の取材に「精神的に良好ではない」と不安を口にする時もあった。

 そんな中で迎えた第5局は「気持ちの面でもなかなか前向きに臨むのは難しい状況。実際1日目は苦しかった」としたが、「2日目は不思議と盤上に集中して指すことができた」と述べる。同局で勝利したことが「ターニングポイント」となり、「続く第6、7局では積極的に指すことができた」と今シリーズを総括した。

 フルセットの激戦を制した藤井は「対局に臨む上での精神面の難しさを痛感するとともに、技術面でも永瀬九段から学ぶことが多かった」と話す。「今期の経験を成長につなげたい」とさらなる飛躍を誓った。
 

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