棋士初の「飛び級」七段昇段&藤井聡太竜王への挑戦に王手!5月に四段から昇段したばかりの柵木幹太五段 

[ 2026年8月4日 18:48 ]

関西将棋会館で行われた竜王戦挑戦者決定3番勝負第1局を制した柵木幹太五段
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 藤井聡太竜王(24)=王将など6冠=への挑戦権を争う第39期竜王戦の挑戦者決定3番勝負第1局は4日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、5組優勝の柵木幹太五段(28)が2組優勝の服部慎一郎七段(27)に71手で勝利した。

 振り駒の結果、柵木が先手になり戦型はその得意戦法・相掛かりへ進んだ。お互いに飛先の歩を交換し合った後、柵木は横歩も取った。これに服部が居飛車党にとって一番の守り駒、左金を繰り出して柵木飛車を圧迫。飛車角交換へ持ち込んだ。

 同じ大駒でも、角より飛車を好む指し手は多いだろうがこの将棋で活躍したのは角だった。柵木が自陣からの角の利き、そして豊富な持ち歩を生かして1筋への攻めを通してリード。王自ら守りに回った服部の頑張りを許さず、短手数で押し切った。「これまで相掛かりで勝ってきた。今日は相掛かりを指そうと思っていた」。柵木はこれで5月以来の連勝が15に達し、藤井を抜いて今年度の単独首位に躍り出た。

 竜王挑戦へ王手をかけた柵木には、もう一つの「藤井超え」が懸かる。5月、竜王ランキング戦連続昇級で五段に昇段したばかりだが、竜王挑戦を決めれば六段を通り越して七段へ昇段する。

 日本将棋連盟によれば、現行の昇段規定になった2005年以降、飛び級による昇段は例がない。藤井でも五段から六段は16日、六段から七段は3カ月懸かった。柵木は13日に指される第2局へ向け、「後手番なのでしっかり準備して臨みたい」と意気込んだ。

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