藤井聡太王位 「名人に定跡なし」 自王の側に金銀なし 第5局昼食休憩

[ 2026年8月26日 12:45 ]

王位戦第5局に臨んだ藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(24)=王将など6冠=に伊藤匠2冠(23)=叡王、王座=が挑む第67期王位戦7番勝負第5局は26日、徳島市の料亭「渭水苑」で1日目が指され、12時半からの昼食休憩までに57手進んだ。戦型は藤井の先手で角換わり。伊藤は右王で迎え撃った。

 藤井は自陣を矢倉から雁木(がんぎ)へ組み替えた。さらに55手目、飛車を2筋から7筋へ転回。伊藤の右王へ照準を定めた。

 前手で伊藤は右金を4筋へ上がった。王とは逆サイドに金銀3枚が並ぶ布陣を敷いたことから、手薄になった左翼から攻めようとの選択だったと思われる。さらに王を守護する左金を自陣から引き離し、飛車の縦利きを通した。

 ただ、藤井王の側からカナ駒はなくなり、裸状態。2筋の伊藤飛車と対峙(たいじ)するのは自王だけ。「王飛接近すべからず」の格言にも反する。まさに「名人に定跡なし」を体現した指し手で、2勝2敗で迎えた重要対局をリードしにいった。

 昼食休憩までに持ち時間8時間から藤井が37分、伊藤は2時間15分消費した。昼食メニューは藤井が渭水御膳とほうじ茶、伊藤は大鳴門鯛のアヒージョパスタとウーロン茶。

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