伊藤匠2冠 3勝0敗で無敗ターン 王将リーグ単独首位

[ 2026年10月6日 20:02 ]

リーグ3戦全勝の伊藤匠2冠(撮影・我満 晴朗)
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 藤井聡太王将(24)=名人など6冠=への挑戦権を争う第76期王将戦(特別協力・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)挑戦者決定リーグは6日、東京・将棋会館で2局が指され、伊藤匠2冠(23)=叡王、王座=が近藤誠也八段(30)に112手で勝利した。7人が総当たりで6局ずつ指すリーグは伊藤が3勝0敗で単独首位を守り、近藤は0勝3敗と明暗を分けた。

 近藤の先手で戦型は相掛かりに進んだ。近藤が浮き飛車、伊藤は引き飛車に構え、57手目▲2二角成で角交換。低い陣形ながら先に攻勢に出たのは伊藤だった。

 桂頭の歩から逃れるように右桂を跳ねて62手目△7七歩。と金を作って68手目△6九角と王手を先着した。と金2枚に桂、さらに86手目△8八銀を放って近藤王の退路を封鎖するが、近藤も飛車を犠牲に中段へ活路を切り開く。

 91手目から両者4時間の持ち時間を使い切り、1分将棋に突入。そして20手余りを重ね、伊藤竜に迫られた105手目、合駒の5六歩にひもをつけ、銀を捕獲しながら伊藤王の頭上で馬にも成る近藤の105手目▲3四角成が命運を分けた。伊藤が一間竜から△5五金の王手で迫り、投了へ追い込んだ。

 2冠を保持する伊藤は現在、広瀬章人九段を挑戦者に迎える王座戦5番勝負の最中にあり、2勝1敗。初防衛へ王手をかけ、14日の第4局に臨む。多忙さの影響だろうか。今年度成績はこの日の勝利で15勝15敗の5分だが、2勝4敗で敗退した王位戦以来の藤井との7番勝負へ無敗ターンを決めた。

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