小窪碧四段 イケメン軍団「S6」棋士が加古川青流戦優勝 ・850で今年度勝率首位

[ 2026年10月12日 15:57 ]

第16期加古川青流戦で優勝した小窪碧四段
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 四段や三段の奨励会員、女流棋士などで争う若手棋戦、第16期加古川青流戦決勝3番勝負第2局が12日、兵庫県加古川市の鶴林寺で指され、先手の振り飛車党・小窪碧四段(21)が鳥巣友希三段(23)に109手で勝利し、先勝した前日と合わせて2勝0敗で初優勝した。

 小窪は4月の四段昇段以降の今年度成績を17勝3敗の勝率・850とし、豊島将之九段の11勝2敗、・846を抜いて首位に返り咲いた。加えて、イケメン棋士軍団「S6」の一員でもありデジタル版、紙版による写真集が今月発売されたばかり。「なかなかないことでうれしいが、買ってほしいとは言えない」。注目度に今回実績が加わり、苦笑いを浮かべた。

 後手で四間飛車を採用した前日に続いてこの日は三間飛車を選んだ。1筋の香を上がり穴熊を匂わせた鳥巣に対し、小窪は角道を開けてけん制。右桂を歩頭桂で活用し、銀桂交換で先行した。さらに鳥巣王を4段目へつり上げた後、手駒にした金を筋悪く敵陣奥深くへ放って角銀両取り。俗手が好手だったようでそのまま押し切った。

 開催地・加古川市出身で王将4期などの振り飛車党の第一人者・久保利明九段が専門誌に「注目の振り飛車党」として挙げたのを目にし、励みにしたという。対局をネット中継で見守ったという久保は「序盤が行き届いていて中終盤も強い。若手振り飛車党の中でも特に注目しています」と賛辞を贈った。AIの評価値が居飛車に対して低い振り飛車はプロで減少傾向にあり、小窪も気に懸けるという。

 それでも「まだまだ戦っていけると証明したい。振り飛車でまずはタイトル挑戦したい」。居飛車党の藤井聡太王将=名人など6冠=、伊藤匠2冠で全8冠を分け合う棋界に楽しみな新顔が躍り出た。

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