PHP騒動 企業が対応追われる 集英社、メルカリやFMヨコハマ、阪急電鉄…緊急対応 サイト利用できず

[ 2026年10月22日 09:26 ]

メルカリ公式X(@mercari_jp)から

 ウェブサイトなどで世界的に広く使われるプログラミング言語「PHP」に重大な脆弱(ぜいじゃく)性が見つかり、企業やサービスが相次いで緊急対応している。高市早苗首相も21日、修正プログラムの速やかな適用に向けた準備を呼びかけた。メルカリやFMヨコハマ、阪急電鉄などは、サービスの一時停止や臨時メンテナンスを発表している。

 PHPのセキュリティチームは、2件の重大な脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムを、日本時間21日午後11時に公開する予定だと事前告知していた。脆弱性の深刻度を示す評価値は、いずれもCVSS v4.0で9.2。悪用された場合、外部から不正なコードを実行されるなどの危険性があるとして、利用者に速やかな更新を求めていた。

 高市首相は21日、自身のXで「皆様に、今夜に対応して頂きたい大至急のお願いです」と投稿。PHPを使用しているウェブサイトを確認し、修正パッチを速やかに適用できるよう準備するよう呼びかけた。適用が難しい場合には、ウェブサイトを一時的に停止することもリスク低減策の一つだと説明した。

 こうした注意喚起を受け、企業やサービス運営者の間で予防的な対応が広がった。

 集英社は公式サイトが閲覧不可の状態に。集英社オレンジ文庫や集英社マンガ公式など関連コンテンツは「ソフトウェアに重大な脆弱性が公表されたため、予防措置として一時停止しております」と説明した。

 FMヨコハマは、公式ホームページと関連番組サイトの一部を一時停止。重大な脆弱性によるサイバー攻撃などのリスクを理由に挙げ、復旧時期は改めて告知するとした。

 メルカリは、サービスで利用する外部ソフトウェアの脆弱性への予防措置として、臨時メンテナンスを実施する可能性を発表。実施する場合は、21日午後11時から終了時刻未定で、アプリとウェブ版の全機能が利用できなくなるとしていた。一方、同社は今回の件に起因する不正アクセスや情報流出は確認されていないと説明した。

 阪急電鉄も、ウェブシステムの重大な脆弱性への対応を理由に、一部ホームページやウェブシステムを用いたサービスを一時休止すると発表。対策が完了次第、順次再開する方針だが、再開時期は未定としていた。ラーメン山岡家の公式アプリも、開発会社からソフトウェアの重大な脆弱性が確認されたとの連絡を受け、一時的に利用できない状態になったと公表。不正アクセスなどによる情報漏えいは確認されていないとしている。

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