【福岡ボート G1福岡チャンピオンカップ】11日開幕 瓜生正義「もう一度SGを勝ちたい」地元G1奪取で復調期す

[ 2026年4月10日 05:00 ]

「やるべきことをやるだけ」自然体で地元G1に臨む瓜生
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 ボートレース福岡のG1「福岡チャンピオンカップ」が11日から6日間の日程で行われる。前回大会に続いて4月開催。桜が舞い散る中で今年の王者が決まる。初日、2日目とダブルドリーム戦が組まれており、初日は西山貴浩(福岡)、2日目は茅原悠紀(岡山)が1号艇で登場する。本紙注目は当地SG史上最多3冠を誇る瓜生正義(福岡)。2年ぶりのG1奪取で近況の不振を払いのける。 

 SG11冠を誇る歴戦の雄が苦しんでいる。瓜生は1月BBCトーナメントの優出(5着)こそあったものの、6点台前半という現在勝率が示すように、近況は思うような成績を残せていない。今期残す斡旋は福岡周年、宮島マスターズチャンピオンの2節。A1勝負駆けという立場で地元周年に臨むことになる。

 「現行型のエンジンになって、ペラ調整の根本的な部分がつかめていない。いいエンジンの時はそれなりに引き出せているけど、悪いエンジンの時がね。まあ、それを含めて自分の実力不足に尽きますよ」

 16、21年のグランプリ制覇など、これまで輝かしい航跡を描いてきた。そんな瓜生も先月5日、節目の50歳を迎えた。孔子の論語の一節では「五十にして天命を知る」とある。選手として頂点を極めた瓜生が、どんなモチベーションを胸に残された選手生命を全うするのだろうか。

 「目の前のレースに全力を尽くすというスタンスは引退するまで変わらない。ただ、グランプリを一つのゴールとするなら、そこに向かうための気持ちがここ数年は薄れていたかもしれない。やっぱり選手を続けている限り、もう一度SGを勝ちたい。その気持ちを忘れずに走りたいですね」

 福岡は3月に走ったばかり。低調機でパワー不足に苦しみながらも、手堅く着をまとめて優出(4着)と最低限の仕事は果たした。新エンジンで可能な調整は限られていたが、ペラ調整を試行錯誤できたのは周年につながるはずだ。

 「パワー差が大きいのはよく分かったし、いろいろ試すことができたのは大きい。前回乗ったエンジンはできれば引きたくないですけどね(笑い)。いつも通りですよ。やるべきことをやるだけです」

 狙うは24年12月福岡周年以来となるG1タイトル。地元ファンに復調をアピールする。


【総展望】

 新エンジンは2月に切り替わって6節目となる。相場はまだガチッと固まっていないが、早い段階からパワー差が顕著。シンプルに良機を手にできた選手がシリーズをけん引する構図になるだろう。

 地元勢の大将格となるのは西山貴浩。右膝のケガで3月の尼崎周年で途中帰郷とファンを心配させたが、蒲郡クラシックで優出2着と気を吐いた。懸念されていた出走回数も無事にA1条件の90走をクリア。当地は好不調の波が激しいが、戦えるエンジンを引ければ活躍の可能性は高い。また、地元勢の中で瓜生正義、篠崎仁志、渡辺優美、新開航、竹下大樹の5人は新エンジンに切り替わってからの一般戦に参戦しており、調整面で大きなアドバンテージになるだろう。

 遠征勢では荒波を苦にしない茅原悠紀が地元勢の壁となって立ちはだかるか。昨年は周年記念(優出2着)、チャレンジカップ(優出4着)と当地ビッグ戦で連続優出。どちらも目立つエンジンではなかっただけに、茅原の整備力と卓越した旋回力を改めて印象づけた。2日目ドリーム戦1号艇に指名されている。

 佐賀支部は宮地元輝、山田康二、末永和也、常住蓮と強力な布陣で臨む。いずれも決め手は一級品で優勝争いに加わってくるだろう。中でも福岡市在住の宮地は地元並みの気合で力を入れてくる。気合満点の走りで22年以来となる4大会ぶりの当地周年制覇を狙う。

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