×

鈴木彩艶、ベネズエラ戦の反省経て原点回帰「まずはGKとしてゼロで抑える」

[ 2026年9月30日 19:35 ]

練習で軽快な動きを見せる鈴木彩(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表GK鈴木彩艶(24=アストンビラ)が30日、キリン杯エクアドル戦前日の最終調整を終えて取材に応じた。守護神は揺るぎないまなざしで、2日前に途中出場したベネズエラ戦の反省を真摯(しんし)に受け止めつつも、自らの軸を一切ぶれさせない確かな自負が宿っていた。

 「前のゲームは少しパフォーマンスが悪かった。でも、自分としては思い切り変えるというより、しっかり立ち返って、まずはGKとしてゼロで抑える」

 新天地プレミアリーグのアストンビラに移籍後、すぐさま存在感を発揮。ファン投票によるクラブの「月間MVP」に選出されるなど、一気に評価を高めた。

 「舞台とチームが変わり難しさもありながら、自分の強みを出して良い時間を過ごせた。認めてもらえたのはうれしいし、継続していきたい」

 真骨頂である精度の高いロングキックは、クラブだけでなく日本代表でも大きな武器となる。「監督が僕のキックを戦術として捉えてくれている。チーム全体でどう生かすか共通意識を持てているし、監督のスタイルと自分のスタイルがうまくマッチしている」と、ビルドアップの起点としての自信をのぞかせる。

 しかし、迎えるエクアドル戦は課題を残した守備陣との連係と、自身のパフォーマンスを真に試される舞台だ。指揮官から早々にスタメンを明言され、全幅の信頼を寄せられていることについても「気負うことなくプレーしたい」と至って冷静だ。

 チームとしてもハイプレスとブロックの使い分けについて「前から取りに行く守備に取り組みつつも、それがうまくいかない時にどうコンパクトにつくるか。前回の反省として、明日のゲームでしっかりトライできれば」と向き合う。

 世界最高峰のリーグで揉まれ、月間MVPという形で確固たる足跡を残しても「W杯の時も落ち着いてプレーできていたし、この1カ月で急激に何かが変わった感覚はない」と平常心を崩さない。反省と自信を併せ持ち、己の原点である「ゼロで抑える」という使命に立ち返る。エクアドルの強力な攻撃陣を前に、守護神が再びその価値をピッチで証明してみせる。

「鈴木彩艶」特集記事

「サッカーコラム」特集記事

サッカーの2026年9月30日のニュース

広告なしで読む
タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->