横浜・織田翔希、甲子園最速に迫る154キロで12奪三振 『怪物』を超えて 『大怪物』へ…最後の夏がスタート【夏の甲子園】
2026年8月10日 20時36分
昨年の春夏優勝校が激突した注目の1回戦は昨春センバツ王者の横浜(神奈川)が前回王者の沖縄尚学に7―2で快勝した。両チームとも今秋ドラフト候補が先発し、横浜の織田翔希投手(3年)は甲子園で高校生最速の155キロに迫る154キロを計測。139球を投じて8イニング⅔を6安打2失点、12奪三振で沖縄尚学の左腕・末吉良丞投手(同)に投げ勝った。
4度目の甲子園で進化した姿を見せた。横浜の最速157キロ右腕・織田が8イニング⅔を2失点。ドラフト候補対決にも投げ勝ち「昨年夏の王者で、末吉もいて意識するところもあった。素晴らしいチームと試合ができて、勝ち切れたのがすごくうれしい」とうなずいた。
甲子園大会でスコアボードに表示された最速にあと1キロと迫る154キロをマークしたものの、沖縄尚学のしぶとい攻撃に苦しんだ。序盤から球数も増えたが、スライダーを軸にカーブもうまく使い、12奪三振でピンチをしのいだ。「打者を見て配球を組み立てられた。変化球で三振を取ることができたのが春からの成長」。昨夏の甲子園で2完封した時もできなかった2桁奪三振となった。
日米のスカウトが注目する中、今夏で自己最多の139球。中日の永野チーフスカウトは「高校生ナンバーワン」とあらためて評価。巨人のスピードガンでは155キロも計測し、榑松スカウトディレクターは「甲子園に出てくるたびに成長している」と話した。
2年春に優勝したが、今春のセンバツは神村学園(鹿児島)に0―2で初戦敗退。最後の夏、村田浩明監督は「怪物」を超えて「大怪物」になってほしいと話している。今大会最多の3万7000人が集まった甲子園で、1998年に春夏連覇を達成した大先輩の松坂大輔さんが観戦していたと聞くと「もっといい姿を見せたいと思います」と力を込めた。”大怪物”伝説へ一歩を踏み出した。
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