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今季7本塁打14打点献上…消化試合だからこその試み「牧シフト」大胆な守備位置は来季以降への“種まき”に

2026年9月23日 09時54分

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DeNA―中日 4回裏無死一、三塁、度会の打球を本塁へ送球する二塁手福永=横浜で(武藤健一撮影)


◇渋谷真コラム・龍の背に乗って
◇22日 DeNA7―3中日(横浜)
 Bクラスが確定し、主催試合も終了した。そして完敗…。それでも来季以降への種だけはまいた。6回は草加、8回は斎藤。いずれも走者なしで牧を迎え、内野手が大胆なシフトを敷いた。サノーが一塁線を大きく空け、福永は二塁ベースの後方にいた。村松、石川昂もそれぞれ引っ張る打球に備える「牧シフト」である。
 「草加と斎藤の球種や軌道も考えて、思い切ってやってみようと。今までよりは(左に)寄っていますね」
 堂上内野守備走塁コーチが指示し、選手が動いた。福永は「あそこに守ったのは人生で初めて」と言ったポジショニング。6回は四球、8回は三振で仕掛けた網に打球は飛ばなかったが、たとえエラー(失敗)に終わってもトライには価値がある。
 言うまでもなく、牧はDeNAで最重要警戒の打者である。1回に先制2ランを左翼に運ばれ、3回は三遊間を抜かれた。今季の対戦打率は2割9分7厘ながら、7本塁打、14打点を献上している。外野の頭上を越えればシフトに意味はないが、同時に強いゴロでヒットを打つ技術も牧は備えている。
 「牧さんは(シーズン途中で)打ち方も変えて、打球傾向も変わっています。あのゴロ(左前打)を抜かれたんで、思い切ってポジショニングしていこうと僕も思いました」と村松。さらに堂上コーチは「投手は足元のゴロがヒットになるとダメージを受けるもの」。そこには福永がいるというわけだ。
 アナリストのデータが広く活用され、内外野ともにポジショニングに反映されている。それを踏まえた上でも大胆に映った「牧シフト」。ある意味では消化試合だからこその試みだ。
 「あすは仲地ですか。投手のタイプや状況を見ながら、やっていくと思います」
 堂上コーチは言った。今季DeNAにも横浜スタジアムでも苦戦を強いられている。やられたままでは終われない。

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