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静岡市で遺棄された2匹の犬、引き取り先が見つからない…そのワケは 高齢保護犬に立ちはだかる壁

2026年10月31日 10時00分 (10月31日 10時06分更新)
 静岡市駿河区の河川敷に5月、2匹の犬がケージに入れられたまま遺棄され、同市の動物愛護センターに保護された。2匹はいまだに新たな飼い主が見つかっていない。2匹の現在を追うと、高齢や病気を抱えた犬は引き取り先が見つかりづらい課題が分かってきた。11月1日は「ワン・ワン・ワン」の語呂にちなんだ犬の日-。 (岩崎加奈)

タルトを抱く米山博美さん(左)。右側はマロン=静岡市葵区で

5月に静岡市駿河区の河川敷に遺棄された当時のタルト(右)とマロン(県警提供)

 2匹を預かる保護団体「どっくふぁみりーきゅ~ぴっと」(長泉町)を訪ねると、雑種犬で好奇心旺盛な13歳のマロン(雄)と、ミニチュアシュナウザーで甘えん坊な8歳のタルト(雄)が出迎えてくれた。2匹とも人懐っこい性格で、元気よく動き回る。代表の米山博美さん(55)は「もともと飼い主にはかわいがられていたのでは」と声を落とす。
 契機は7月2日、米山さんの元に届いた「詳しくは言えないが、引き取ってほしい子がいる」というセンターからの連絡だった。他にも保護している犬がいたため一度は断ったが、同10日に再び相談が来た。「他に行くあてがないのなら、(いったん預かって)幸せになれる飼い主を探したい」と承諾した。同15日に引き取りに行くと、2匹は骨の感触が分かるほどやせ細っていて、毛はトリミングしてから4、5カ月はたっているとみられた。
 翌日、センターから「犬の飼い主について警察発表がありました」と連絡があった。飼い主の女性(36)と交際相手の男性(38)が動物愛護法違反の疑いで書類送検されたという。
 女性は...

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