佐藤輝明ら日本選手、異例の「勝負の11月」…ポスティング交渉期間が事実上短縮へ、迫られる時間との戦い
2026年10月31日 12時10分
ワールドシリーズはブルワーズの優勝で幕を閉じ、大リーグはこれから”ストーブリーグ”を迎える。ただ、今年は例年と状況が違う。12月1日午後11時59分で現行の労使協定の期限が切れる。オーナー側と選手会の対立は避けられない見通しで、ロックアウトは確実視される。ロックアウト期間中は契約や交渉が凍結されるため、解除されて新協定が締結されるまでは再開できない。
ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す阪神の佐藤輝明内野手、西武の平良海馬投手、日本ハムの伊藤大海投手の3人にとっても、大きな影響を及ぼすことになった。米球界関係者によれば、MLB機構は、ロックアウト期間中のポスティングの交渉期間の一時停止を求めた選手会の提案を拒否した。このままロックアウトに突入すれば、12月1日までの契約成立を迫られる。通常は交渉期間が45日与えられるが、申請開始日の11月1日に申請しても、1カ月しか時間がない。これまで、ポスティングで海を渡った選手は12月から1月にかけて契約が決まるケースがほとんどだったが、今年は「勝負の11月」となる。
佐藤は今FA市場でも目玉の一人。米メディアがオフに出しているFAランキングでも、鈴木誠也外野手とともに上位に入っていて、売り手市場だろう。契約総額1億ドル(約157億円)を超える可能性も十分あり、資金力のあるニューヨークのヤンキースとメッツ、日本市場に積極的なブルージェイズなどが候補に上がる。26歳の平良は、先発と救援ができ、若さも魅力だ。高評価をしている球団も複数ある。敏腕代理人のボラス氏がどういった契約をまとめるか、注目が集まる。伊藤はFA市場のトップグループではないだろうが、日本で実績があり、先発の層を厚くしたいチームが関心を持つだろう。
FA全体の投手の目玉は、サイ・ヤング賞左腕スクバル。パドレスでオプトアウトを行使したキング、レイズからFAとなったペラルタが続く。米スポーツ専門サイトの敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏は「11月中に市場が動く可能性はある」と話す。例年は12月のウインターミーティングで活気づくFA市場だが、今年は11月が注目の時期となる。
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