六回、ヤクルト・内山壮真に2点二塁打を打たれた阪神・下村海翔=京セラドーム大阪(撮影・甘利慈) (セ・リーグ、阪神1-4ヤクルト、18回戦、阪神12勝6敗、20日、京セラ)オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(60)は、一発によってリズムを崩してしまった阪神・下村海翔投手(24)に言及した。
下村は三回に武岡に浴びた本塁打が、意外にダメージだった。立ち上がりはストレート、カットボールを主体に、これまで同様にいい内容だったが、武岡にカウント2-0から、カットで簡単にストライクを取りにいって一発を浴びてしまう。
ここから、明らかに力むようになり、特に左打者へのカット、カーブが外角へ抜けてしまっていた。制球を乱し、球数が増えた。六回も2死までいきながら、四球、適時二塁打でイニング途中でのKO。もったいない内容だった。
阪神の先発は才木、大竹が抹消されている。高橋は状態によって先発の間隔を考慮する可能性がある。そこに加えて伊原の問題。こちらは長期離脱だ。となると、下村には最低6回は投げてもらいたいところ。
デビュー以来の投球内容をみても、先発ローテとしての力は十分。だからこそ、この日のような一発でリズムを崩してもらっては困る。
新たな先発としてルーカス、今朝丸が登場するようだが、こちらは五回まで投げてくれればOKという考え方でいいと思う。工藤、木下の台頭で救援陣はある程度の安定感を取り戻している。選手層は厚く、そう心配する必要はないだろう。(サンケイスポーツ専属評論家)