巨人との激しい優勝争いを繰り広げる阪神が藤川球児監督(46)と岡田彰布オーナー付顧問(68)の2025年からの3年契約を2年延長するプランを温めている模様だ。藤川監督は監督就任1年目で独走Vに導き、2年目の今季も球団初の連覇へ優勝マジック「15」としている。秦雅夫オーナー(69)は7月24日に来季続投を明言したが、球団側はさらに契約を延長し、長期スパンのチーム作りを進めたい考えのようだ。また岡田顧問の影響力も重要視。指揮官と同様に契約延長を打診する可能性が高い。
巨人との激しい優勝争いが繰り広げられるシーズン終盤戦。東の巨人と西の阪神が残り20試合を切った段階でここまで激しく競り合うのはいつ以来でしょうか。思い出されるのは53年前の1973年。阪神は2試合を残して、1引き分けでも優勝でしたが、10月20日の中日戦(ナゴヤ)に江夏を先発させて敗戦。22日の甲子園での直接対決で0ー9の大敗。巨人がV9を達成しました。
そして、2026年シーズン。これからの3週間余りの戦いの中で、どんなドラマが待ち受けているのか。今度こそ勝利の女神は阪神に頰笑むのか。これからの一戦一戦はリーグ覇者を決め、激闘の軌跡は球史となって永遠に刻まれることになるでしょう。
こうした戦いの日々の中で、阪神球団内には見過ごせない動きがあります。それは藤川監督と岡田顧問の契約に関する情報です。球団周辺の関係者から漏れ伝わった情報によると、阪神電鉄本社ー球団首脳は2人の3年契約を、2年延長する方向で検討し、両者に打診する考えを固めつつあるということです。従来の契約では2人とも来季が最終年になるのですが、新しい契約がまとまれば、29年まで、現職に留まることになります。
そもそも両者の契約が締結されたのは24年のシーズンオフです。藤川監督は第36代指揮官に就任。10月15日に大阪市内のホテルで行われた就任会見では「自分の決断には自信を持っています。勝ちに行きます」と宣言。そして11月6日には阪神・野田の電鉄本社で岡田氏のオーナー付顧問就任の契約式が行われました。
契約後に会見した粟井一夫球団社長は「監督も3年で顧問もまず3年やっていただこうと思います」と話し、両者が3年契約であることを明言。2023年に18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶり2度目の日本一に導いた岡田氏に対して球団初のポストを設けたことには「最大級の功績を称えて、新設したオーナー付顧問に就いていただく。ご支援、助言をいただきたい。編成とかGM職には直接は関わりません」と説明していました。
藤川監督は就任1年目の昨季、85勝54敗4分けの貯金31で2位DeNAに13ゲーム差をつける独走V。今季も球団初のリーグ連覇に向けて、優勝マジック「15」の状況です。指揮官の手腕に対して、秦雅夫オーナーは7月24日に甲子園球場内で記者対応。「3年契約を結んだということは、よほどのことがない限り、その間は指揮を任せたということ。信頼に十分応えてくれている。今の段階で私の気持ちに全く揺らぎはない」と話し、来季が契約最終年となる藤川監督に対して、全幅の信頼を寄せ、続投を明言していました。