ゴジラ流改革! 巨人・松井秀喜新監督(52)が24日、暗黙のおきて「ジャイアンツタイム」の再考プランを提案した。23日の電撃就任会見から一夜明け、川崎市のジャイアンツ球場などファーム施設を見学。当時を懐かしみながら、現役時代に苦手(?)とした集合時間の伝統を見直す考えを明かした。
最強打者だったG戦士時代の弱点(?)に話題が及んだ。松井新監督は冗談とも本気とも取れない顔つきで語り始めた。
「ジャイアンツタイムは教わっていない。まだ教わっていないままなので」
それは古くから巨人に存在する定刻の20~30分前には選手やスタッフが集合する不文律。ただ、若手の頃から規格外だった松井監督は、チームバスの発車時間ギリギリに先輩がそろう車内に乗り込むなど、マイペース伝説が語り草だった。
しかしチームを率いる立場となれば、向き合わないわけにはいかない。「これからみんなで決めたい。曖昧にしない方がいい。こういうのは自分の独断で決めちゃダメですよ。心地いい集合時間とかね」と、慣習を見つめ直す。
多くの選手やファンが帰っていた午後にジャイアンツ球場を訪問。主に新人だった1993年に研鑽(けんさん)を積んだ思い出の場所に「そこに伝書バト小屋があって、鳩がバーって飛んでいくんですよ。時間になると音楽が鳴って戻ってくる。懐かしい」と胸を弾ませた。
23日の電撃就任で列島を沸かせたが、22日に米国から帰国したばかり。「時差ぼけで、皆さんの前にいるとき以外はほとんど寝ている」とややお疲れ気味で「トレーナー室で西舘選手が気持ちよさそうに寝ていた。うらやましいな」と、最後までゴジラ節全開だった。
「少しずつ来季に向けて始まるんだと。自分自身もその中心にいて、先頭を走らないといけない気持ちはやっぱり強くなってきますよね」
ファン待望の新チームは、小さなことから築き上げる。「ジャイアンツタイム」が何分前なのか決めることも、大事なステップだ。(谷川直之)