日本ハム5位・山県 特技はピアノの「リアル殿馬」 狙うはGG賞

[ 2025年1月17日 05:00 ]

守備が魅力の日本ハム・山県 
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 【25年版球界新士録(4)日本ハム5位・山県秀内野手】漫画の世界から飛び出したようだ。山県の特技はピアノ。姉の影響で小2から始め、早大2年まで教室に通った。ショパンの「幻想即興曲」を弾きこなす腕前。人気野球漫画「ドカベン」の主要キャラクター・殿馬一人もピアノが得意な内野手で、「リアル殿馬」と呼ばれることが多い。「殿馬は奇想天外なので、そう言われるのはうれしい」と笑った。

 漫画内で殿馬が披露するバレリーナのように高速回転して打つ「秘打・白鳥の湖」は…、さすがにできない。最大の魅力は、軽やかな身のこなしで魅せるアクロバチックな守備だ。小学生時代に習った器械体操が動きの基礎になり、「応用的な動きとか、空間把握能力はそこで鍛えられた」と現在の守備力につながっている。

 早大の遊撃手の系譜も受け継いだ。使用する久保田運動具店(スラッガー)のグラブは、同じ早大出身で元阪神、ロッテの鳥谷敬氏のモデルを基にした。昨春には早大のグラウンドで対面。「大学時代は誰かが止めるまで練習していた、と話されていた」と振り返る。プロ野球歴代2位の1939試合連続試合出場に通算2099安打を誇るレジェンドOBは憧れの存在でもあり「自分もその連続試合出場を目指したい」と目を輝かせる。

 守備は文句のつけようがなく、東京六大学リーグで通算打率・274にとどまった打撃を磨けば、開幕1軍入りの可能性もある。難関校・早大学院出身で頭脳も明晰(めいせき)。「ゴールデングラブ賞を何度も獲りたい」と夢を描いた。(田中 健人)

 ◇山県 秀(やまがた・しゅう)2002年(平14)5月1日生まれ、東京都国分寺市出身の22歳。4歳で野球を始める。早大学院では1年秋から遊撃のレギュラーを務め、甲子園出場なし。東京六大学リーグの早大では2年春のリーグ戦でデビュー。愛称「ガタシュー」。1メートル76、80キロ。右投げ右打ち。

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