ファンに「声が分からなかった」と言われて――SOMOSOMOツクヨミ ケイコがつかんだ〝可愛い声〟という新境地

[ 2025年10月9日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】ファンに「声が分からなかった」と言われて――SOMOSOMOツクヨミ ケイコがつかんだ〝可愛い声〟という新境地(撮影・トマラナイ チヒロ)
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 7人組アイドルグループ「SOMOSOMO」が、8月14日に新アルバム「Colorful」をリリースした。メンバー自らが作詞を手がけた意欲作で、グループの“闘う”姿勢を言葉で体現してきたツクヨミ ケイコに、スポニチ東京本社で話を聞いた。彼女が歌詞に込めた思い、そして見つけた新たな“武器”とは。(「推し面」取材班)

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 ライバルへの闘志を燃やす「ニューエイジャー」。ファンと自らを鼓舞する「never-ever」。そして、デビュー6周年の節目に誓った横浜アリーナへの夢を乗せた「リーチライト」。アルバムに収録された自作の4曲について、ケイコは一つ一つ言葉を選びながら背景を明かす。そのペンから紡がれる言葉は、常に“闘い”の中にある。

 だが、憧れのバンド「Bray me」と共作したという「With me」では、少し違う顔を見せる。「私の個人的な内側の感情を歌っています」。これまでの作詞とは異なり、スタジオで対話を重ね、約1カ月かけて練り上げた1曲。「誰かと一緒に作れた安心感みたいなものもあって、すごく思い入れ深い」。孤独な産みの苦しみとは違うプロセスが、表現に新たな深みを与えた。だからこそ、ファンから届く声は何よりの自信となる。「ああ、いいものを作れたんだな」。その実感が、次なる創作へと突き動かす。

 転機はレコーディングスタジオでも訪れた。今回のアルバムでタッグを組んだ新しいエンジニアからの「それいいから、やろうよ」という一言。促されるままに試したのは、普段のクールなイメージからは少し意外な、砕けた“可愛い歌い方”だった。

 「ファンの方に『ケイコちゃんの声だって一瞬分からなかった』って言われたんです」。その反応は、してやったり、という快感に満ちていた。もともと曲や歌詞によって歌い方を変えるのを得意としてきたケイコにとって、それは表現の幅が広がった瞬間だった。

 その挑戦は、新曲「米より愛して!」で結実する。コミカルな曲調の中、可愛らしい声色で歌うパートと、サビで聴かせる力強い歌唱。「曲の中で全然違う人格みたいに」なることを心から楽しんでいる。「もともと音楽が好きなので、音楽の中で遊ぶのはすごく楽しいですね」。メンバーからも絶賛されるそのパフォーマンスは、間違いなく新たな“武器”だ。

 「いつか横アリでこの曲を歌えたら」。作詞家として描いた夢の舞台。その日に向けて、ケイコは今日も言葉を紡ぎ、七色の歌声で闘い続ける。

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