「結局この5人で一緒にいるのが楽しいんです」――DuelJewel、“自然体”という名の五重奏

[ 2025年10月16日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】結成28年を迎える5人組ロックバンド「DuelJewel」
Photo By 提供写真

 【編集後記】9月下旬、5人組ロックバンド「DuelJewel(デュエルジュエル)」のメンバー5人に、個別でインタビューを行った。集合時間の少し前、玄関で先に到着していた4人を楽屋へ案内しようとしたとき、ドラムのばるが「もうちょっとで隼人が来るので」と穏やかに言った。その声には、28年という時間を共にしてきた仲間へのさりげない思いやりがにじんでいた。長年を経て自然と身についた“信頼の呼吸”が、そこにあった。

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 取材は約2時間。写真撮影の予定はなく、インタビューを終えたメンバーから帰ってもおかしくはなかったが、誰ひとり席を立たない。最後の一人のインタビューが終わるまで、全員が静かに楽屋で待っていた。その姿を見つめながら、「結束」という言葉が決して派手なものではなく、こうした日常の中に宿るのだと感じた。

 2016年の解散、そして2019年の再結成。多くのバンドが歩みを止めるその場所を、彼らは通過点に変えた。事務所を離れ、5人だけで活動を続ける覚悟。アルバム制作、ツアー、そしてファンとの再会。すべてを自分たちの手で積み上げてきた。

 「結局この5人で一緒にいるのが楽しいんです」。ばるのシンプルな言葉が特に印象深かった。互いと過ごす時間そのものが、音楽を鳴らす力になっているのだろう。

 取材を終え、5人そろってスポニチの玄関を出ていく。すっかり日が暮れた静けさの中、靴音が重なり合い、まるで五重奏のように響いた。

 DuelJewel。その“自然体”という名の調べは、これからも鳴り響く未来への拍動だ。

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