「侍タイムスリッパー」宝塚に参上 月組トップ鳳月杏「大好きな作品を演じられて幸せ」

[ 2026年1月9日 16:15 ]

高坂新左衛門を演じる鳳月杏
Photo By スポニチ

 宝塚歌劇月組公演「侍タイムスリッパ―」が9日、東京国際フォーラムで開幕した。

 幕末の藩士が現代の時代劇撮影所にタイムスリップし“斬られ役”として生きていく――2024年、単館上映で公開され評判が口コミで広がり、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど大きな話題を呼んだ「侍タイムスリッパ―」が宝塚の舞台に参上した。

 映画で山口馬木也が好演した会津藩士、高坂新左衛門役を芸達者の月組トップスター、鳳月杏(ほうづき・あん)が熱演している。

 初日に先駆け原作の安田淳一監督、脚本・演出の小柳奈穂子氏、月組トップコンビ・鳳月と天紫珠李(あまし・じゅり)、男役スター・風間柚乃(かざま・ゆの)が囲み取材に応じた。

 安田監督は宝塚で舞台化されたことについて「原作の分解と再構成が非常に巧みで全く知らないお話を拝見するかのように始終笑って泣いて楽しませていただいた。映画、宝塚のファンが楽しめる舞台になっていると思います。個人的にはヒロインがポロシャツなので、宝塚ファンには申し訳ないと思ったんですが、最後のレビューでキレイな衣装を着ていたので安心しました。またレビューの選曲が素晴らしかったですね。とても楽しかったです。また新左衛門と恭一郎が斬り合うまで40秒近く無音状態が続くシーンは、黒沢明監督の“椿三十郎”へのオマージュでもあります。黒澤監督作品が
“侍タイムスリッパ―”を通して宝塚歌劇で実現しているというのがうれしいです」と感無量の様子。

 小柳氏は「原作が話題作ですし映画からそんなに時間が経っていないのでプレッシャーがありました。学ばせてもらうところも多いうえ、作品の基となる時代劇へのリスペクトを感じていただければ」と映画を舞台化するにあたっての思いを話した。

 主演の鳳月は「舞台化が決まって何十回も映画を見ました。世界観や役について考え直す時やヒントを得るために稽古中も見るんですが、面白くて最後まで見てしまうんです。本当に大好きな映画を宝塚で上演することができて幸せです。映画のファンも宝塚版を楽しんでいただけたら」と笑顔で語った。

 助監督・山本優子役の天紫は「映画を舞台で上演することで、また違った面白さがあると思うので映画のファンの方にも好きになってもらえるような舞台をお届けできたら」と話し、物語のキーパーソンとなる風見恭一郎を演じる風間は「映画を見た時に歌劇でどのように生まれ変わるかなと楽しみにしていたんですけど、とても面白い作品になっていて映画を好きな方にも楽しんでいただけるんじゃないかなと。宝塚ならではフィナーレナンバーも楽しんでいただけたら」と見どころを語った。

 公演は20日まで。また、大阪・東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)で28日から2月5日まで上演される。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「【VIVANT考察】最新ニュースを随時更新」特集記事

芸能の2026年1月9日のニュース

タグ内の最下位に記述をオススメします ここから-->