中原誠十六世名人が加藤一二三さん追悼 82年の名人戦は「忘れられないシリーズ」

[ 2026年1月22日 19:45 ]

1982年7月、中原誠名人(左)を破った加藤一二三十段
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 将棋界で最高齢勝利、現役勤続年数、通算対局数など数々の記録を持ち、晩年は「ひふみん」の愛称で親しまれた、将棋棋士の加藤一二三(かとう・ひふみ)さんが22日午前3時15分、肺炎のため86歳で死去した。福岡県出身。戦前生まれ最後の名人経験者だった。訃報を受け、各界から追悼が相次いだ。

 タイトル戦で加藤さんと数々の熱戦を繰り広げてきた中原誠十六世名人(78)も日本将棋連盟を通じて「加藤一二三さんの悲報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼のコメントを寄せた。印象に残った加藤さんとの対局として、1982年の第40期名人戦を挙げた。

 2人の名人戦での対戦は2度目で、1回目は73年。加藤さんの4連敗だったが、自著の中で「連敗後のミサで神秘体験。これは神様からのメッセージで〝いつかお前は名人になれる〟と言ってくれている」と感じたという。その9年後に熱戦を制し、名人位を獲得。中原は当時を振り返り「7番勝負が10番勝負となり、私が敗れて、残念で忘れられないシリーズとなりました」とつづった。

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