豊島将之九段 3期ぶりリーグ入りへ好発進 王将戦2次予選で大石直嗣七段の四間飛車を破る

[ 2026年6月3日 17:53 ]

第76期王将戦2次予選で大石直嗣七段(右)に勝利し、感想戦を行う豊島将之九段
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 藤井聡太王将(23)=名人など6冠=への挑戦権を争う第76期王将戦2次予選(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社特別協力)が3日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、先手・豊島将之九段(36)が大石直嗣七段(36)に117手で勝利した。勝った豊島は2次予選準決勝に進み、次戦で斎藤慎太郎八段(33)と佐々木勇気八段(31)の勝者と対戦する。

 将棋は大石が変化球を見せた。12手目△3二金と雁木(がんぎ)の構えから16手目△4二飛と四間飛車に構えた。居飛車党の大石が後手で四間飛車を指すのは20年12月以来5年半ぶり。先手の▲3七銀を見て「準備もあったんですけどやってみよう」と決断したという。

 対して豊島は右辺での金銀交換を経て、69手目▲8四金。挟撃態勢を整えただけでなく、「自王の周りが手厚くなった」。王頭戦で優位に立ち、終盤は粘る大石を押し切った。

 第60期と第67期。2度の王将戦挑戦経験がある豊島はここ2期、2次予選での敗退が続く。名人と竜王を史上4人目で同時獲得した実力者はあと2勝で3期ぶりの挑戦者決定リーグ入り。「先は長いですが一局一局やっていきたい」と実直に足元を見つめた。

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