矢沢永吉 48年ぶり春ツアー 「これからも歌い続けるため」27年4月から全16公演

[ 2026年6月23日 05:00 ]

23年、通算150回目となる武道館公演を行った矢沢永吉 (C)HIRO KIMURA
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 ロック歌手の矢沢永吉(76)が来年4月から3カ月にわたり全16公演の全国ツアーを開催することを決めた。矢沢が春のツアーを敢行するのは1979年以来48年ぶりとなる。矢沢はその理由を「これからも歌い続けるため」と明かしており、秋冬ツアーが無くなるため、通算160回を数える矢沢の代名詞であった年末の日本武道館公演が今年で見納めになるという衝撃的なニュースも飛び込んできた。

 「いつも、ファンの皆さんの沢山の応援と気持ち、心から感謝しています。今まで毎年、街から街、本当にファンのみなさんと一緒に走って来ました。数年前から自分なりにずっと考えていたこと、色々な意味で、暮れの秋冬ではなく、4~6月頃に変えられないか…もっと歌い続けたい!そんな中ここにお伝え致します。2027年最初の春ツアー、やることとなりました!頑張ります」

 矢沢は今回の決断にあたり声明を発表。春ツアーへの移行は悩んだ末の決断であることを明かした。日本音楽界の風物詩でもある暮れの武道館を断念することになった背景には寒さや乾燥による喉の不調があった。実際に22年にはそれを理由に中止したこともある。今年9月に77歳を迎えることから、ファンのために歌い続けるために選択した最善の策だ。

 年末の武道館公演が始まったのは85年。ソロデビュー10周年の節目で、米国から凄腕ミュージシャンを引き連れて行い定番化した。だが、そもそも初めて武道館に立ったのは8月で、85年以前は夏場の開催だった。

 一方、最後に春ツアーを敢行したのは79年。前年に後楽園球場で日本人ロックシンガー初単独ライブを成功させ、目標を失って苦しんでいた時期だ。ツアーの山場となるナゴヤ球場では後楽園球場を上回る充実感を得られず、後の渡米のきっかけにもなった。48年ぶりの春ツアーは本人にとってのリベンジになる。

 今回のツアータイトルは「ゴールドラッシュ」で、後楽園球場ライブもあった78年のツアーと同じ。当時の情熱で来年から臨む姿勢が感じられる。

 「海外の連中に負けたくない!そんな思いでいました」。海の向こうではポール・マッカートニー(84)やミック・ジャガー(82)といったレジェンドたちが80歳を超えても現役として活躍している。風物詩を失っても歌い続けたい矢沢のギラついた意志がうかがえる。

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